後西天皇 月輪陵 (京都市東山区)  
Imperial mausoleum of Emperor Gosai
後西天皇 月輪陵 後西天皇 月輪陵
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「四条天皇外二十四方御陵参道」の石標










 泉涌寺境内の南東に月輪陵(つきのわ の みささぎ)がある。江戸時代初期の第111代・後西天皇(ごさい てんのう)が葬られている。
 同域内には、歴代天皇陵、皇后陵、皇妃・皇子の墓、火葬塚、灰塚などが多数存在している。
◆歴史年表 江戸時代、1685年、2月22日、後光明天皇が亡くなる。月輪陵に葬られた。
◆後西天皇 江戸時代初期の第111代・後西天皇(ごさい てんのう、1637-1685)。良仁(ながひと)。第108代・後水尾天皇の第8皇子。母は櫛笥隆政の娘・逢春門院(ほうしゅんもんいん)藤原隆子、養母は東福門院源和子。1647年、当初は、叔父・高松宮好仁の遺跡を相続し、明子女王を室にした。桃園宮、花町宮と称した。1654年、異母兄・第110代・後光明天皇の死去により、同天皇の養子・識仁(さとひと)親王(第112代・霊元天皇)が生後間もないため、公家らが反対した。そのため、中継ぎとして践祚した。1656年、即位する。父・後水尾上皇が院政を行う。1657年、明暦の大火、1661年、御所炎上により近衛基熙邸を仮御所にした。そのほか諸国での地震、風水害が相次ぎ、幕府は退位を迫る。この朝廷への圧力には、高家の吉良義冬、義央(上野介)が関与したともいう。1663年、識仁親王(霊元天皇)に譲位した。
 追号の「後西院」は、平安時代初期の第53代・淳和天皇の称号「西院帝(さいいんのみかど)」に由来する。経歴が酷似しているとして名付けられた。淳和天皇は、兄と甥の間で即位し、子孫を皇統に残せなかった。「後西天皇」ではなく、「後西院天皇」と呼ぶべきともされた。天皇は譲位後に、「天皇」ではなく「院」を付けて呼んだ。近代、1926年、「後西天皇」に統一されている。陵墓は月輪陵(東山区)による。
 学問に熱心だった。書、茶、華、香道にも秀でた。御府の記録類の副本を作成させた。皇居炎上に大半の御府蔵書が焼失したにもかかわらず、副本があったため「京都御所東山御文庫蔵書」の基になる。和歌、連歌に優れ、御集『水日集』、御選『集外歌仙』、日記『後西院御記』がある。
◆陵墓 石造の九重塔様式になる。
 月輪陵の主な被葬者は、鎌倉時代の第87代・四条天皇(1231-1242)、室町時代の追尊・陽光天皇(1552-1586)、安土・桃山時代-江戸時代の第108代・後水尾天皇(1596-1680)、江戸時代の第109代・明正天皇(1624-1696)、第110代・後光明天皇(1633-1654)、第111代・後西天皇(1638-1685)、第112代・霊元天皇(1654-1732)、第113代・東山天皇(1675-1710)、第114代・中御門天皇(1702-1737)、第115代・桜町天皇(1720-1750)、第116代・桃園天皇(桃園天皇)、第117代・後桜町天皇(1740-1813)、第118代・後桃園天皇(1758-1779)になる。

108 後水尾天皇(在位:1611-1629)→109 明正天皇(在位:1629-1643)→110 後光明天皇(在位:1643-1654)→111後西天皇(在位:1654-1663)→112 霊元天皇(在位:1663-1687)


*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『検証 天皇陵』『天皇陵 謎解き完全ガイド』『歴代天皇125代総覧』『図説天皇陵』『歴代天皇年号事典』、ウェブサイト「コトバンク」


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map 後西天皇 月輪陵  〒605-0977  京都市東山区泉涌寺山内町27
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