京都歴史災害年表 9 
室町時代中期(1430-1466)  
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*おもな事項を掲載しています。年月日・被害状況などは不確定な場合があります。括弧内の年月日は旧暦。
国立天文台 日本の暦日データベース

室町時代中期 1430-1466 

■1430年(永享2年) ▣ユ9月5日(8月18日)京都大風雨。五条橋通行の主従、風に吹かれ川に転落死。この類い各所にあり。太政官庁、官庁2門顛倒、相国寺辺吹き損甚し。仁和寺本寺金堂上、過半吹破られる。東寺南大門扉1枚、吹放ち中門に吹き当てる。(『満済准后日記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『日本史総合年表』)  ▣ユ9月9日(8月22日)京都洪水。(『京都気象災害年表』) ▣ユ9月19日(9月2日)京都洪水。(『京都気象災害年表』) ▣(12月28日)京都火災。三条河原辺焼亡。御禊握屋の跡・在家など焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1431年(永享3年)  ▣(1月9日)京都火災。西山地蔵院焼亡。(『満済准后日記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(1月29日)京都火災。大炊御門油小路焼亡。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(5月14日)幕府、相国寺勝定院・鹿苑院の僧40余人捕え、張本3人追放。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月29日)京都洪水。伏見、醍醐辺など水没。 (『満済准后日記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』)  ▣(5月)京都霖雨。10余日。加茂河原、水充し四条橋に廻り京都に出る。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(6月1日)京都大雨。南禅寺裏山崩れ大木倒れ、曹源池岸崩れる。(『天下南禅寺記』(『日本災変通志』)  ▣(6月6日)京都洪水。四条橋に廻る。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(7月6日)京都飢饉。死人多く出る。 ⋄幕府、飢饉に乗じた米価つり上げ者を逮捕。 洛中諸口で米流入妨害・不売の商人捕縛。(『看聞御記』『満済准后日記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』)  ▣(7月7日)山科郷民、泉涌寺を襲い門前在家に放火。(『満済准后日記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣(11月2日)知恩院焼亡。 (『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣この年、畿内飢饉。京都で人為的流通阻害(米価つり上げ)により飢饉。米価騰高。(永享の飢饉)(『日本歴史災害事典』) 
■1432年(永享4年)  ▣(5月20日)北野社僧、鹿苑寺僧と闘争。幕府、北野社僧を捕え獄に下す。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(11月12日)伏見御香宮焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(12月17日)足利義教、侍所に相国寺勝定院の僧、捕えさせる。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1433年(永亨5年)  ▣(1月1日)京都火災。三条烏丸の在家数10軒炎上。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(1月12日)京都火災。夜、北小路京極正蔵南の在家炎上。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(1月17日)京都火災。申半刻、五条坊門東西4町焼亡。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(1月20日)南禅寺塔頭焼亡。暁。(『満済准后日記』『日本災変通志』) ▣(1月21日)京都火災。万里小路辺小家両3軒焼亡。(『満済准后日記』『日本災変通志』)   ▣(2月29日)京都火災。高倉・一条京極焼亡。春、洛中に火災多し。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(4月4日)洛中洛外で小児掠奪多し。(『看聞御記』)  ▣(4月8日)伏見の民、石田小栗栖の民と炭山郷の境界めぐり争闘。幕府、所司代・延永益幸を遣わし党魁捕えさせる。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月9日)祈雨、醍醐寺・東寺・山門(延暦寺)・三井寺など。(『満済准后日記』『日本災変通志』) ▣ユ5月-12月(5月-10月)近畿旱魃。(『京都気象災害年表』)  ▣(7月17日)客人神輿、暁、根本中堂に振り上げ奉る。(『満済准后日記』『日本災変通志』)   ▣(7月19日)延暦寺衆徒、幕府近習・赤松満政・飯尾為種らの非道陳べ幕府に強訴。幕府、諸将に防御させる。(永亨の山門騒動)(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月23日)山名時煕、洛中乱入を図る近江坂本馬借と戦う。(『看聞御記』『日本史総合年表』)  ▣(閏7月3日)近江坂本の土民、北白川郷に放火。畠山満家の兵、撃退。 (『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(閏7月26日)幕府、山徒の要請容れ、神輿帰座。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月)彗星出現。(『満済准后日記』『日本史総合年表』) ▣11月6日(9月16日)相模、「地大震」(『南朝紀傳』)京都で有感。(『日本被害地震総覧』)  ▣(9月19日)京都地震。夜、丑刻頃。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(10月27日)京都大地震。申半刻。(『満済准后日記』『日本災変通志』)   ▣(11月30日)山名・土岐勢、唐崎辺で山門方と合戦、死傷者あり。(『満済准后日記』『日本災変通志』)   ▣(11月)台徒(天台衆徒)攻める。(『如是院年代記』『日本災変通志』)   ▣(12月27日)山徒、再び蜂起。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月)台徒降る。(『如是院年代記』『満済准后日記』『日本災変通志』)
■1434年(永享6年) ▣(2月14日/11日)京都大火。午末刻/戌半刻、猛風の中、六角室町/西洞院より失火、南は七条坊門、西は高倉、南は六条、西洞院より万里小路までの東西6町、南北14町、計280町/60町余焼失、因幡堂・万寿寺・歓喜光寺・河原院、祇園御旅所(祇園離宮)、大内宿所など焼亡。洛中人家1万余焼失。兵火によるという。(『看聞御記』『万寿禅寺記』『如是院年代記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)。放火?人家1万余戸焼失。 ▣(3月19日)京都大火。戌半刻、三条烏丸より出火、四条坊門万里小路まで焼亡。六角堂・六角亭など南北7町、東西4町焼亡。(『看聞御記』『満済准后日記』『如是院年代記』『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(5月29日)京都地震、丑初刻、醍醐辺小動。(『満済准后日記』『日本災変通志』)   ▣(5月)世阿弥、佐渡に配流。(『金島書』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(6月17日)高倉永藤、硫黄島に流罪。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月17日)相国寺・建仁寺の僧、各1人六条河原で処刑。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(8月17日)京都火災。四条京極焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月23日)延暦寺衆徒、日吉神輿を奉じて入洛。(『看聞日記 』)   ▣(8月27日)日吉神輿6社、(根本)中堂に入る。山僧など閉籠る。(『満済准后日記』『日本災変通志』)  ▣(10月4日)延暦寺衆徒、神輿を奉じ入洛。幕府兵に撃退され神輿を棄て逃走。(『看聞日記 』)   ▣(10月7日)神輿入洛。早々落居。(『満済准后日記』『如是院年代記』『日本災変通志』)   ▣(10月14日)山徒入洛。諸侯将に警固させる。山徒ら、神輿を修学院辺に棄て帰る。(『薩戒記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月20日)淀・鳥羽土民、舟津を争い闘おうとし、守護・一色義貫、鎮める。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月25日)諸軍勢、坂本に攻め入る。(『日本災変通志』)   ▣(11月3日)畠山義忠第焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月6日)山徒、山門使節・杉生坊を坂本で敗死させ、この日、中堂に立て籠もる。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月5日)京都火災。高辻大宮焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1435年(永享7年)  ▣(2月4日/3日)幕府により山門使節・金輪院弁澄法印ら山徒4人/3人、悲田院内/六条河原で誅される。朝巳刻。⋄山門惣持院焼亡、午刻。本尊焼失、大衆23人/30余人腹切り。(『如是院年代記』『満済准后日記』『大乗院日記目録』『立川寺年代記』『東寺長者補任』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『日本史総合年表』) ▣(2月5日)延暦寺衆徒、根本中堂・惣持院焼く、衆徒自殺者多数。(山門騒動終わり)(『如是院年代記』『満済准后日記』『日本災変通志』『日本史総合年表』)  ▣(2月20日)泉涌寺塔頭・清泰院、大願院焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月1日)京都火災。鷹司富小路焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ8月7日(7月13日)京都大風雨。(『京都気象災害年表』) ▣(8月8日)京都火災。京極法成寺辺焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月7日)聞名寺焼亡。 (『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)
■1436年(永享8年)  ▣(3月4日)京都火災。春日町焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ3月23日(3月6日)京都大風。相国寺西廊顛倒。押小路東洞院焼亡。(『看聞日記 』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月8日)歓喜光寺焼亡。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ5月6日(4月20日)近畿旱魃。(『京都気象災害年表』) ▣(4月22日)京都火災。三条坊門油小路焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月22日)金蓮寺焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ6月13日(5月29日)京都凍雨。(『京都気象災害年表』) ▣ユ7月27日(6月14日)京都大雨・落雷。未刻、東寺五重塔に落雷。乾角柱2本裂く。重々柱ほか多く損失。(『東寺三代記』『東寺長者補任』『東寺執行日記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』) ▣ユ8月16日(7月4日)京都大雨水。(『京都気象災害年表』) ▣(7月8日)京都洪水。四条、五条の大橋流失。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』) ▣(7月)京都霖雨。  ▣(10月20日)相国寺塔頭・大特大徳院焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月25日)護念寺焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月9日/29日)京都火災。夜、清水坂出火により、法観寺塔(八坂塔)・双林寺・雲居寺・極楽寺・水堂など焼亡。(『東寺長者補任』『如是院年代記』『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(11月14日)京都火災。押小路西洞院焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月6日)京都火災。三条西洞院焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月12日)京都火災。四条西洞院焼亡。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1437年(永享9年) ▣(3月4日)京都火災。烏丸・三条高倉焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(3月11日)京都火災。高倉油小路焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月12日)幕府、等持寺・真如寺の僧、追放。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ7月4日(6月)京都・諸国霖雨。(『京都気象災害年表』) ▣(7月28日)赤松満祐第焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣夏 京都洪水。諸方の橋落ちる。(『看聞日記 』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月3日)法安寺即成院地下人など、三宝院領炭山に入り採樵。幕府、首謀2人捕える。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月29日)京都火災。春日高倉焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月13日)京都火災。錦小路油小路焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1438年(永享10年)  ▣(2月18日)京都火災。一条室町焼亡。(『薩戒記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(5月10日)能成寺焼亡。(『看聞日記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(5月29日)南禅寺の大寧院・本地院焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月)飢饉・大疫病流行。洛中、死骸山の如し。(『立川寺年代記』『看聞日記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』) ▣(8月13日)京都火災。五条坊門室町より失火、北は三条坊門、西は西洞院まで延焼。 (『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』) ▣(8月-)「永享の乱」 京都と鎌倉の合戦。(『妙法寺記』『日本災変通志』)  ▣(9月18日)細川持之第に落雷。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月8日)建仁寺の瑞応庵焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月16日)瓦堂(六条坊門猪熊)焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1439年(永享11年)  ▣(1月28日)京都火災。近衛南、油小路焼亡。(『薩戒記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月/閏1月10日)足利持氏、前年に永享の乱を起し敗れ、鎌倉・永安寺で自害。若君6人/5人打死(焼死・切腹)、同女2人京都で死亡。(『暦仁以来年代記』『如是院年代記』『日本災変通志』)  ▣(2月)彗星出現。(『建内記』『日本史総合年表』) ▣(6月14日)祇園祭で喧嘩。神輿に矢が射かけられる。(『祇園社記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣ユ7月11日(6月)京都落雷。東寺塔に落ちる。(『京都気象災害年表』) ▣ユ8月25日(7月16日)京都大風。(『京都気象災害年表』) ▣日親、帰洛し、将軍・足利義教を諫曉(改宗)しようとし投獄される。(永享の法難)(『日清上人徳行記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1440年(永享12年)  ▣(5月15日)幕府、一色教親に一色義貫の掘川第を破却させる。(『斎藤基恒日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月8日)南禅寺の徳雲院・正宗庵・栖雲庵焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月16日)京都火災。中御門万里小路焼亡。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月28日)炎旱のため神泉苑の池掃除。(『公名公記』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』) ▣(11月13日)南禅寺の興雲軒焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1441年(永享13年/嘉吉元年)  ▣ユ1月29日(1月7日)京都大雪。(『京都気象災害年表』) ▣(2月17日)第102代・後花園天皇の時、病気・辛酉革命により嘉吉に災異改元。(『皇年代略記』『大乗院日記目録』『日本災変通志』)   ▣(3月7日)京都火災。近江堀川焼亡。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(3月)京都疾疫流行。赤斑瘡流行。(『看聞御記』『京都事典』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月2日)盗人、禁中侵入し宮人の衣、奪い去る。この頃、禁裏盗犯連続。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月10日)六角法華堂焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(5月11日)六角満綱第焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ6月9日(5月20日)京都大雨・洪水。四条橋・五条大橋落ちる。 (『建内記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣ユ6月24日(6月6日)京都雷雹・龍巻。(『京都気象災害年表』) ▣(6月24日)赤松満祐、申刻、西洞院の私邸で将軍・足利義教を誘殺、私邸に放火し播州に下る。(嘉吉の変)(『如是院年代記』『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)   ▣(6月26日)東寺領民、朱雀民と灌漑争う。寺吏・堤三郎左衛門尉衆を率い闘い一人殺害。幕府、処刑する。(「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月12日)侍所・山名持豊の部下、洛中横行し財物掠奪。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ9月10日(8月25日)京都大風。(『京都気象災害年表』) ▣(9月3日/9月)「嘉吉の土一揆」、京中の土民数万人蜂起、徳政と号し洛中の土倉・酒屋を破却。武士も土倉を襲う。幕府、侍所に防がせ止まず。 ⋄法性寺辺焼亡。(『建内記』『大乗院日記目録』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣(9月4日)白川で一揆蜂起。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月5日)五条法華堂焼亡。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(9月6日)土一揆、洛中洛外の社寺に立て籠もり、放火をほのめかし徳政強請。⋄下京焼亡。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月8日)出雲路土倉など襲撃される。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月10日)竜禅坊・河崎などの諸土倉炎上。土倉衆、幕府に賄賂1000貫を出し、一揆鎮求める。畠山持国ら不同意のため返却。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』) ▣(9月12日)幕府、徳政を土民に限ろうとし、一揆、総並の徳政を訴える。この日、幕府、一国平均徳政令を下知。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月13日)山徒馬借ら、六角満綱第襲撃。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月14日)河東土一揆、覆面し洛中諸方土倉に発向。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣ユ10月20日(閏9月6日)京都洪水。(『京都気象災害年表』)
■1442年(嘉吉2年)  ▣(2月20日)法華堂(一条猪熊)焼亡。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣ユ6月25日(5月17日)京都洪水。(『京都気象災害年表』)  ▣(5月28日)竹田民、伏見里民と闘争。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月14日)祇園御霊会の神幸で駕籠丁と山名被官人闘争。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月12日)清水勧勝寺奥坊焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月)三日病流行。 (『康富記』『京都事典』)  ▣(11月7日)足利義勝、征夷大将軍になる。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ12月23日(11月21日)京都初雪。(『京都気象災害年表』)
■1443年(嘉吉3年)  ▣(1月29日)京都火災。高辻堀川油小路焼亡。(『看聞御記』『』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月3日)京都火災。勘解由小路焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月8日)幕府、土一揆の首謀・塔森船渡代官・山本弥五郎を斬に処す。徳政強要の鳥羽郷民逃亡。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月14日)京都火災。冷泉西洞院焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月19日)京都火災。押小路-三条坊門間焼亡。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月28日)富樫家内紛により、加賀守護代・山川八郎、菅領第を襲撃しようとす。幕府、山川父子を自殺させる。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(3月8日)京都火災。風呂(一条万里小路)焼亡。 (『建内記』『京都事典』)  ▣ユ4月10日(3月10日)京都霖雨水。(『京都気象災害年表』) ▣(3月-4月)伏見荘農民、竹田農民と水争論。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(4月1日)京都火災。伏見山田若宮焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(4月12日)松尾神人、駕籠丁と争闘。死傷者多数あり。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月1日)建仁寺塔頭焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月5日)鳥羽民、横大路郷民と争闘。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月6日)京都火災。室町高辻五条の16町焼亡。 (『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』) ▣(5月18日)女盗、禁中に入り捕われる。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ6月17日(5月20日)京都大雨水。(『京都気象災害年表』) ▣ユ7月21日(6月24日)京都大風。(『京都気象災害年表』) ▣(6月25日)京都大風。在家多数顚倒・破損。(『経覚私要鈔1 』『史料纂集』『日本中世気象災害史年表稿』)   ▣ユ8月15日(7月20日)京都大雷雨。賀茂社の樹木、1000余枯死。(『看聞御記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(7月24日)天下飢饉。京都群盗充満、放火火災連続。⋄京都火災。三条高辻、五条室町坊門焼亡。(『看聞御記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣ユ9月27日(9月4日)畿内暴風。京都大風・洪水。(『康富記』『京都気象災害年表』『日本の自然災害』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(9月18日)西京北野社神人、北野社に閉籠し幕府に強訴。幕府が麹酒造りを洛中酒屋に付すのを怒る。(『康富記』『日本史総合年表』)  ▣(9月23日-24/26日)「禁闕(きんけつ)の変」 (23日)夜、(土御門)内裏炎上。前南朝・尊秀王、南朝遺臣・日野有光ら、南朝皇族を奉じ300余人、内裏(禁闕)に侵入放火、神璽・宝剣を奪う。後、比叡山中堂に立て籠もる。(『大乗院日記目録』『行幸勘例』『如是院年代記』『看聞御記』『康富記』『東寺長者補任』『皇年代略記』『斎藤基恒日記』『興福寺略年代記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』『日本史総合年表』)  ▣(9月26日)延暦寺僧徒、日野有光父子を討つ。「禁闕の変」(『康富記』『日本史総合年表』)  ▣(11月7日)淀納所民、上豊田江尻の民と闘争。納所民、火を江尻に放つ。(『管見記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1444年(嘉吉4年/文安元年)  ▣(4月4日)摂津満親第(今出川、武者小路)焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ4月26日(4月9日)京都雷雹。(『京都気象災害年表』) ▣(4月13日)北野宮寺焼亡。北野社籠居(閉籠)の北野(西京)神人が洛中酒屋と酒麹造を争う。侍所・京極持清に追捕され、神人・土民ら社殿・西京に放火。(『斎藤基恒日記』『大乗院日記目録』『皇年代略記』『如是院年代記』『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣(5月16日)宝幢寺焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(閏6月23日)彗星出現。(『康富記』『日本史総合年表』) ▣ユ8月10日(閏6月26日)京都赤気(オーロラ)。(『京都気象災害年表』) ▣(10月8日)聖寿寺寮(北小路)焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣(10月13日)坂本馬借、妙法院脇門跡の日厳院を攻める。妙法院門跡の改易を幕府に嗷訴。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ11月23日(10月14日)京都雪。(『京都気象災害年表』)
■1445年(文安2年)  ▣(2月5日)富樫教家の党、富樫泰高の宿所襲撃。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月28日)竹田郷民、深草民と闘う。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ7月6日(6月2日)近畿・京都大風雨。洛中仏閣・大家多く損ず。東寺塔二重・三重勾欄5角落つ。岩栖寺塔顛倒。(『立川寺年代記』『東寺執行日記』『如是院年代記』『師郷記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(6月22日)京都落雷。近江第・金蓮寺などに落ちる。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1446年(文安3年) ▣(1月16日)等持寺焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(3月22日)六角時綱の党、六角久頼第を襲撃。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月7日)祇園神輿迎の駕籠丁争闘、多数死傷者あり。(『祇園社記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(6月14日)御霊会の獅子舞・駕籠丁を傷付ける。(『祇園社記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ8月12日(7月20日)京都大風。(『京都気象災害年表』) ▣(7月24日)京都落雷。百万遍堂(一条西洞院)に落つ。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1447年(文安4年)  ▣(1月3日)京都火災。姉小路烏丸焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月2日)南禅寺焼亡。(『立川寺年代記』『如是院年代記』『皇年代略記』『康富記』『大乗院日記目録』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(4月9日)酒屋(二条猪熊)焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(4月27日)京都火災。中御門室町焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月)京都・奈良で大風雨。 ▣(6月5日/23日/7月5日)天龍寺焼亡。(『皇年代略記』『康富記』『立川寺年代記』『如是院年代記』『大乗院日記目録』『日本災変通志』『日本史総合年表』)  ▣(6月30日)嵯峨土民、一揆企図。幕府、井関法眼をして禁制させる。(「井関文書」『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(7月2日)鞍馬寺焼亡。大門・多宝塔など焼失。 ⋄上京柳原焼失。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月5日)天龍寺焼亡とも。寺僧と五山会計人東班衆の抗争による。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本歴史災害事典』)  ▣(7月6日)洛外土民蜂起。摂津河内の一揆の波及による。この日、幕府、東寺雑掌に一揆禁制させる。(「白河本東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月19日)西岡民、徳政要請し東寺に閉籠、七条の民家に放火。幕府、四職家の軍派遣し鎮圧。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(7月24日)鳥羽で一揆。管領、派兵し鎮定。この日、畠山持国の報復恐れ西岡発向。(『建内記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月)「西岡の土一揆」  ▣(8月11日)東寺、寺領土民に一揆を企てないよう起請文を徴す。(「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月20日)東寺、紀伊郡拝師荘の土民・与五郎入道を徳政張本として処罰。(『学衆方評定引付』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月-9月)京都騒動、諸国軍勢多く参洛。(『立川寺年代記』『日本災変通志』)  ▣ユ11月22日(10月26日)京都雪。(『京都気象災害年表』) ▣(12月28日)群盗、中御門西洞院で内侍の車襲撃。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1448年(文安5年) ▣(3月21日)京都火災。粟田口、十禅寺焼亡。(『如是院年代記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣(4月5日)珍皇寺焼亡。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)   ▣(5月16日)幕府、匪徒の私に集合する者を告発させ宿主を罰する。(「東京国立博物館所蔵文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ6月23日(5月22日)京都洪水。(『京都気象災害年表』) ▣(5月・9月)京都大雨続く。天下大水損。瀬田橋・五条橋落つ。(『立川寺年代記』『日本災変通志』『日本史総合年表』) ▣ユ8月18日(7月19日)京都・奈良(近畿諸国)・霖雨(長雨)・洪水。洪水で五条大橋流失、死者多く、疫病流行。(『如是院年代記』『立川寺年代記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本災変通志』『日本史総合年表』『日本の自然災害』)
■1449年(文安6年/宝徳元年)  ▣(2月28日)京都火災。大炊御門町焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月29日)足利義政、征夷大将軍になる。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月)京都大水。(『京都気象災害年表』) ▣5月11日(4月10日)京都前震。(4月10日-6月25日)大地震。(『如是院年代記』『日本災変通志』) ▣ユ5月4日・グ5月13日(4月12日)「京都(京畿)大地震」、「山城・大和地震」。京都周辺の地震。M5+3/4-6.5/5.8-6.5、洛中の堂塔などに被害多く、死者多数。仙洞御所傾く。清凉寺釈迦仏転倒、西山・東山で所々に地裂け、淀大橋・桂大橋が落下し人馬の死多数。神社多く倒れる。(『康富記』『文正年代記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』『日本被害地震総覧』『日本の自然災害』「地震インフォ」)  ▣(4月29日)足利義政、征夷大将軍になる。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月)絶えず夏中大地振動し、洛中の大家・堂塔・筑地多く傾落、八幡山裂ける。洛中、疫癘により人民多く死亡。翌年も同じ。(『立川寺年代記』『日本災変通志』)  ▣(6月23日)東山の浄土寺焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ7月15日(6月25日)京都飄風(つむじ風)。(『京都気象災害年表』) ▣(6月)京都疾疫流行。疫癘流行。夏。死者多し。(『文正年代記』『年代記抄節』『 日本災異志』『日本中世気象災害史年表稿』)  ▣(7月28日/29日)第102代・後花園天皇の時、昨年の洪水、今年の水害・地震(地変)・病疫・飢饉により宝徳に災異改元。(『大乗院日記目録』『皇年代略記』『如是院年代記』『日本災変通志』『日本年号史大事典』『中世 災害・戦乱の社会史』)   ▣ユ9月2日(8月15日)京都飄風(つむじ風)。(『京都気象災害年表』) ▣(10月5日)京都火災。土御門万里小路-正親町間焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(10月11日)京都火災。東洞院五条坊門-綾小路間焼亡。高倉に及ぶ。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ12月5日(閏10月21日)京都初雪。(『京都気象災害年表』) ▣この年、京都疾疫流行。洛中疫癘、多く死亡す。京都疾疫流行、死者多し。(『立川寺年代記』『年代記残篇 』『史料綜覧8-9』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『日本中世気象災害史年表稿』) 
■1450年(宝徳2年)  ▣(2月14日)京都火災。二条町-西洞院間焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月23日)六道珍皇寺で、声聞師小犬、勧進猿楽を催そうとし、観世・金春座の申し出により侍所・京極氏小犬追放。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月4日)四条橋更造。九州の正預入道某による。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月21日)幕府、山城国内名主・荘官に守護不入地に潜匿の盗賊を捕えさせる。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月27日)和泉守護代・宇高某の一条堀川宿所焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ8月8日(7月1日)山城大風・周防など烈風。(『『京都気象災害年表』』)  ▣(7月17日)諸国山伏、新熊野社に立て籠もり、和泉守護・細川有常第(綾小路、萬里小路)襲撃を企てる。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ10月2日(8月27日)山城大風雨。(『京都気象災害年表』) ▣前年、京都疾疫流行。洛中疫癘、多く死亡す。(本年)又この如し。(『立川寺年代記』『年代記残篇 』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)
■1451年(宝徳3年)  ▣(1月6日)等持院焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月13日)酒屋(近衛町)焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月8日)京都落雷。鹿苑院庫裡に落つ。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月14日)祇園駕籠丁と河原者喧嘩。 ⋄京都火災。金蓮寺前の在家焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月18日)京都火災。五条坊門より出火、四条東洞院まで焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ6月29日(6月)京都雨水。(『京都気象災害年表』) ▣夏 京都疾疫流行。洛中人多く病死す。大雨洪水。(『立川寺年代記』『日本災変通志』) ▣(9月2日)京都火災。土御門京極辺焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月6日)興福寺大衆、 神木を奉じ入洛。幕府、兵庫南関を安堵、石清水八幡宮奉行・飯尾貞連を罷免。(『康富記』『日本史総合年表』)  ▣(9月27日)小盗、公家屋敷に忍び込み客室の畳2帖盗む。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月13日)延暦寺大衆、 神輿を奉じ入洛。幕府、綸旨請うて諭止。山門公人・馬借ら万寿寺襲撃し塔頭破壊。(『師郷記』『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月26日)土倉(鷹司烏丸)焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月30日)金蓮寺焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣ユ12月26日(12月4日)京都初雪。(『京都気象災害年表』) ▣この年、洛中の土民蜂起すること、正長・嘉吉の如し。(『大乗院日記目録』『日本災変通志』)
■1452年(宝徳4年/享徳元年)  ▣(1月12日)京都火災。一条烏丸辺焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(3月4日)京都火災。一条東洞院焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(3月28日)京都火災。正親町高倉焼亡。。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月25日)第102代・後花園天皇の時、天下疱瘡(疾病流行)・三合(災厄年)により享徳に災異改元。(『大乗院日記目録』『日本災変通志』『中世 災害・戦乱の社会史』)  ▣(8月18日)幕府、徳政禁制札を東寺南門に掲げる。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本史総合年表』)  ▣ユ9月8日(8月25日)丹波大風雨。(『京都気象災害年表』) ▣(閏8月3日)賀茂郷民、幕府に徳政を要求。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本史総合年表』)  ▣(10月15日)山徒、祇園社に閉籠し馬借など付近掠奪。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月-12月)山徒、祇園に閉籠。(『暦仁以来年代記』) ▣この年、冬、京都疾疫流行。京洛小児イミモヤ(麻疹)して多く死す。京都疱瘡流行。小児多く死す。(『立川寺年代記』『文正年代記』『年代記抄節 』『日本災変通志』『日本中世気象災害史年表稿』) ⋄幕府、延暦寺の紀伊郡内東寺領・泉涌寺領日吉田での違乱を停止。(「泉涌寺文書」『京都の歴史10 年表・事典』)
■1453年(享徳2年)  ▣(7月28日)京都落雷。千本九品寺に落つ。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月2日/4日)大徳寺焼亡。(『如是院年代記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』『京都事典』)  ▣(10月2日)等持院焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1454年(享徳3年)  ▣(2月)盗賊横行。(『臥雲日件録』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(5月27日)京都火災。鷹司室町焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(6月11日)醍醐・山科の土一揆蜂起。東福寺が法性寺大路に設けた関所(塔婆造立のための関税徴取)破却。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(8月2日)京都火災。大炊御門京極焼亡。畠山内紛による。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月21日)管領・畠山政長(徳本養子)の党、管領・畠山徳本の屋形(持国第)に放火。自火ともいう。徳本、子・義就逃れる。京中物騒なり。(『長禄寛記』『畠山系図』『立川寺年代記』『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣(8月24日)京都火災。大炊御門大宮-冷泉間の声聞師在家など焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(9月4日)京洛土民、徳政要請し蜂起。この日、幕府、東寺に一揆厳禁の示達命じる。(「白河本東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月8日)京都近郷の土一揆蜂起。徳政と号し質物を取り返す。(『康富記』『日本史総合年表』)  ▣(9月24日)幕府、土倉質物以外の徳政禁ずる。(『東寺執行日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月29日)土民徳政を強請し、市鄙を却掠、幕府制禁できず。この日、幕府、分1銭納入条件に徳政令下し条目更定。(「仁和寺文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月2日)幕府軍、山名宗全第に押し寄せる。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月30日)樋口大宮道場焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月3日)土民放火、竜花院焼亡、東寺金堂破壊。(『大乗院日記目録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月4日)東山円通寺焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月24日)伏見指月庵焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1455年(享徳4年/康正元年)  ▣(1月11日)相国寺の大智院焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(3月24日)京都火災。大炊御門東洞院焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(3月29日)京都火災。近江猪熊より出火、堀川-勘解由小路間焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(閏4月8日)京都火災。一条大宮-正親町間焼亡。(『康富記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ8月14日(7月2日)京都赤気(オーロラ)。(『京都気象災害年表』)   ▣(7月25日)第102代・後花園天皇の時、兵革(戦乱)により康正に災異改元。(『日本年号史大事典』『中世 災害・戦乱の社会史』)  ▣(7月26日)興福寺の大和七大寺衆徒が神木を奉じ入洛。管領・細川勝元により制止。(『康富記』)  ▣(11月)幕府、分一徳政令条令改める。(『斎藤基恒日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣翌年ユ1月26日(12月19日)京都大雪。(『京都気象災害年表』)  ▣翌年ユ2月5日・グ2月14日(12月29日)京都地震。強震?(『日本被害地震総覧』「地震インフォ」) 
■1456年(康正2年) ▣(1月15日)京都火災。鷹司房平第焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(1月29日)盗人の放火により、久我通尚の文庫焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(4月)彗星出現。(『大乗院寺社雑事記』『日本史総合年表』) ▣(5月29日)金光寺焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月19日)近江の土一揆蜂起、徳政を訴え日吉八王子に拠る。(『祇園社記』『日本史総合年表』)  ▣(11月22日)山名教豊第焼亡。(『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』)  
■1457年-1459年(康正3年/長禄元年-長禄3年) ▣長禄年間(1457-1460)も全国的な旱魃。
■1457年(康正3年/長禄元年)  ▣(2月11日)東九条の民、伏見宮領の民と争闘。(「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』『日本史総合年表』)  ▣(7月20日)炎旱疾病のため、第102代・後花園天皇、洛中洛外の僧俗男女に般若心経を読誦させる。(『続史愚抄』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)   ▣ユ8月11日(7月21日)諸国大風。(『京都気象災害年表』) ▣ユ9月9日(8月21日)京都大風。(『京都気象災害年表』) ▣(9月28日)第102代・後花園天皇の時、疾病流行・旱魃により長禄に災異改元。(『日本年号史大事典』『中世 災害・戦乱の社会史』)  ▣(11月1日)土一揆、(10月)来、徳政要請し、法性寺・東寺占領し京都横行。この日、幕府、諸将に撃たせる。(「山科家礼記」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月5日)幕府、分一徳政令発布。(『室町幕府追加法』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1458年(長禄2年) ▣(2月13日)鞍馬寺焼亡。(『大乗院寺社雑事記』『興福寺略年代記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』) ▣(2月19日)清凉寺・栖霞寺焼亡。 (『師郷記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(7月28日)西岡土民に不穏の動きあり。この日、幕府、東寺に令し一揆を禁制させる。(「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ10月1日(8月24日)京都風雨。(『京都気象災害年表』) ▣(8月30日)赤松氏家臣、吉野山中の南党方より神璽奪回。(『蔭涼軒目録』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1459年(長禄3年)  ▣(2月4日)餓人の衣服を強奪しようとした男3人、所司代・多賀出雲守清忠に斬られる。(『臥雲日件録抜尤』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月1日)南禅寺の瑞雲庵焼亡。(『蔭涼軒目録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ10月6日(9月10日)近畿大風雨。鴨川氾濫し被害多い。台風直撃し、鴨川氾濫、多数の家屋流失し、数え切れないほどの死者、飢饉深刻化。京都西郊で土一揆蜂起。願阿弥は粟粥などを施し、蓮如が救済活動。(『碧山日録』『京都気象災害年表』『京都事典』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(11月9日)京都の土民蜂起。幕府、諸将に鎮撫させ、この日、巨魁斬る。(『碧山日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣畿内旱。
■1459年-1461年(長禄3年/享徳8年-寛正2年) ▣「長禄・寛正の飢饉」
■1460年(長禄4年/寛正元年) ▣(2月9日)畿内地震。(『碧山日録』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(2月)葛野郡西岡上郷領主・諸本所雑掌など、同地郷民が溝渠掘り灌漑の利を奪おうとするのを停止させることを幕府に嘆願。(「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ3月-7月(3月-6月)京都霖雨。(『京都気象災害年表』) ▣ユ7月1日(6月13日)近畿大雨水。(『京都気象災害年表』) ▣ユ7月7日(6月19日)京都大風雨・雨水。(『京都気象災害年表』) ▣(6月)近畿地方は大雨・洪水。(『日本の自然災害』)  ▣(7月1日)皆既日食。(『碧山日録』『日本史総合年表』) ▣(7月18日)京都地震。相国寺西明楼崩壊。(『臥雲日件録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ9月3日(8月18日)京都大風雨。(『京都気象災害年表』) ▣ユ9月14日(8月29日)近畿大風雨・洪水。(『京都気象災害年表』) ▣(9月30日)京都西郊で土一揆蜂起。上下久世在民、幕府に不参加を誓う。(『東寺百合文書』『日本史総合年表』)   ▣(閏9月6日)前山城守護代・遊佐国助、自邸自焼。(『碧山日録』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(閏9月11日)畠山義忠第焼亡。(『碧山日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(閏9月12日)西園寺公名第焼亡。(『長禄四年記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(閏9月17日)西薗寺焼亡、記録300焼失。(『大乗院日記目録』『日本災変通志』)  ▣(11月9日)京都で徳政土一揆蜂起。幕府、一揆張本人を斬る。(『碧山日録』『日本史総合年表』『日本年号史大事典』)  ▣(12月21日/28日/27日)第102代・後花園天皇の時、天下飢饉・五穀不熟・旱損・虫損などにより寛正に災異改元。(『皇年代略記』『大乗院日記目録』『立川寺年代記』『日本災変通志』『日本年号史大事典』『中世 災害・戦乱の社会史』) ▣この年、炎旱・虫損(イナゴ大量発生)、大風雨、異常低温、諸国大飢饉。(『大乗院日記目録』『日本史総合年表』) 
■1461年(寛正2年) ▣昨年冬-夏 諸国人民餓死、京に来て死する者数を知らず。(『如是院年代記』『日本災変通志』)  ▣(1月9日)万寿寺開山堂焼亡。(『碧山日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(1月12日条)去年、蝗(いなご)・潦(水害)・風(風害)・旱が相次ぎ、「国家凋耗斃亡(ちょうもう-へきぼう)」になる。(『碧山日録』『災害と生きる中世』)  ▣(1月18日)京都火災。四条町焼亡。(『大乗院寺社雑事記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月/1月)前年来の天下大飢饉。京中餓死者8万2000人、死骸鴨川を埋める。時宗僧・願阿弥、六角堂に仮屋を建て飢民に粥を施す。(寛正の大飢饉)(『碧山日録』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本史総合年表』) ▣3月-4月(2月-3月)「寛正の大飢饉」、数万人の流民(飢民)が京都市中に流れ込み事態悪化。飢餓・疫病により2カ月で京都で8万2000人の死者。(『碧山日録』)。鴨川も死体で埋まる。将軍・足利義政、花の御所を改築し、世事に全く関心示さず、第102代・後花園天皇勧告も無視。(3月)になり飢饉はやや衰える。疫病により毎日300人-700人死亡、四条・五条橋下に1000人-2000人の死体埋葬。  ▣(3月5日)真如寺焼亡。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』『日本歴史災害事典』『日本史総合年表』)  ▣(3月20日)南禅寺僧徒、結党し同寺に放火。首魁・麟琳就縛される。この日、麟琳の党、大雲庵主・菊澗を殺害。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣(3月29日)(22日)に欽命あり、四条橋・五条橋で餓死者の亡魂のため、諸山・五山輪番大施餓鬼を建仁寺より始め、施餓鬼会営む。六角堂で修善者、飢人に施食。洛中処々重死者の塚50箇所余。炎旱により餓死数千人、病事死去その数知らず。疾疫悉くはやり、世上3分の2餓死に及ぶ。骸骨衢に満つ。『如是院年代記』『万山編年精要』『興福寺略年代記』『長禄寛正記』『日本災変通志』) ▣(4月)四条橋・五条橋で万寿寺・東福寺・相国寺などの諸寺、施食・施餓鬼する)。(『大乗院寺社雑事記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(5月)京都旱。鴨川涸渇。(『続本朝通鑑』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣ユ7月11日(6月4日)京都雨水。(『京都気象災害年表』) ▣(9月11日)京都土一揆。所々寺社領・ほか富家に乱入放火、財宝奪う。(『長禄寛正記』『日本災変通志』)  ▣(9月28日)赤松勢、七条禅仏寺・相国寺の土一揆掃討。(『長禄寛正記』『日本災変通志』)  ▣ユ12月13日(11月12日)京都初雪。(『京都気象災害年表』)  ▣(12月3日)相国寺薪舎焼亡。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月6日)山徒、万寿寺来襲を企てる。幕府、侍所に警固させる。 ⋄日野勝光・蒲野某と宇治郡日野村を争う。幕府、勝光被官・三木某を攻め敗れ死傷者10人あり。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月15日)京都で諸国の餓者、餓死。(『大乗院日記目録2 』『大乗院寺社雑事記12』『日本中世気象災害史年表稿』)
■1462年(寛正3年)  ▣ユ2月8日(1月9日)京都雷雹。(『京都気象災害年表』) ▣(1月28日/2月28日)京都火災。夜、木屋町在家焼亡。(『見聞雑記』「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)   ▣(3月28日)京都火災。三条町焼亡。(『大乗院寺社雑事記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣ユ5月23日(4月24日)京都白気(はっき、白い気体・雲気)。(『京都気象災害年表』) ▣(6月7日)市中物騒。将軍の祇園会見物中止。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(9月20日)出雲路願成寺焼亡。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月21日)京都火災。先に土一揆により、錦小路・綾小路-東洞院間30余町が放火焼亡。 (『大乗院寺社雑事記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』) ⋄幕府、東寺に西岡土民の一揆禁制を命じる。(『廿一口方評定引符』)  ▣(9月)徳政の事と号し四条-五条焼く。土民蜂起、京中乱入。(『東大寺法花堂要録』『大乗院日記目録』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣(10月28日)下京土民一揆。相国寺辺に侵入し、幕府、京極の赤松政則らの軍に鎮圧させる。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』『日本史総合年表』)   ▣(10月30日)洛中一揆、漸く退散。足利義政、赤松次郎法師の戦功賞す。(『蔭凉軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1463年(寛正4年/享徳12年)  ▣ユ1月23日(1月4日)京都大雪。(『京都気象災害年表』) ▣(6月7日)市中物騒。将軍の祇園会見物中止。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(閏6月)京都疾疫流行。三日病流行。 (『大乗院寺社雑事記』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(9月28日)京都で土一揆、強訴し徳政要求。幕府、諸大名・奉公衆・所司代などに命じ警固・鎮圧。(『蔭涼軒日録』『日本史総合年表』)  ▣(11月)東山の上乗院焼亡。(「本願寺文書」『京都の歴史10 年表・事典』)
■1464年(寛正5年)  ▣(4月24日)相国寺、寺領年貢渋滞により東班衆の処罰を幕府に請う。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(7月19日)第103代・後土御門天皇践祚。(『皇年代略記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ9月23日(8月22日)京都風雨水。(『京都気象災害年表』) ▣近畿、暴風雨・洪水。 ▣山城西岡の土一揆。
■1465年(寛正6年)  ▣(1月10日)延暦寺衆徒、蓮如兼寿の東山大谷坊舎襲う。(『本福寺由来記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(2月11日)建仁寺僧徒、蜂起。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(2月14日)土御門焼亡。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(3月4日)京都火災。三条室町、西洞院焼亡。(『大乗院日記目録』『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣ユ4月1日(3月6日)京都大風雨・風雨。桂川の浮橋壊れる。 (『親元日記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(5月23日)先に、北野社松梅院禅親、勝蔵坊胤禅と神道流派争う。侍所、禅親を捕え、この日、釈放。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣6月11日)京都洪水。建仁寺堂舎破損。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(8月4日)三光院(春日万里小路)焼亡。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣ユ9月5日(8月15日)京都大風雨・洪水。申刻より石清水の山中鳴動、石清水八幡宮放生会で将軍御参りし大水出る。道・田地分別なし、淀橋流失。善法寺坊中、水が鴨居の3寸に及ぶ。山下の小屋など流失数知らず。人馬・家財流失。安居橋・反橋流失。(『大乗院日記目録』『斎藤親基日記』『京都気象災害年表』『日本災変通志』『日本歴史災害事典』)  ▣(8月16日)京都洪水。大水出て山城国放生川、大海の如し。橋梁・人家多く破損。(『斎藤親基日記』『京都気象災害年表』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)   ▣(9月14日)大流星。(『蔭涼軒日録』『日本史総合年表』) ▣(9月24日)天龍寺僧、結党し住持追放、堂舎破却。幕府、糺糾し処罰。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)   ▣(11月1日)幕府、西岡被官中に土一揆与同を禁じる。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月7日)京都火災。御霊辻子焼亡。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』) ⋄幕府、沢村宗則による四条大宮酒屋違乱を停止。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』) ⋄西岡の土一揆、東寺占領。幕府、山城守護・侍所に鎮圧させる。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(11月12日)幕府、土一揆により西岡被官人の参洛命じる。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月3日)安楽光院焼亡。(『親元日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月16日)遍照心院焼亡。(『続史愚抄』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(12月20日)相国寺の大徳院・寺勝定院など焼亡。夜。(『斎藤親基日記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)   ▣(12月)山門楞厳院衆徒、洛内法華寺院を破却。門徒を洛外追却しようとする。法華門徒抗する。(『立本寺日胤諫暁始末記』『京都の歴史10 年表・事典』)
■1466年(寛正7年/文正元年)  ▣(2月26日)洛中の法華諸山、「寛政の盟約」をかわし一味和合を約す。(『宗義制法論』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月2日)声聞師小犬、勧進猿楽・着面の罪科により捕縛。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(4月6日)京都大地震。(『東大寺法花堂要録』『日本災変通志』) ▣ユ5月20日・グ5月29日(4月6日) 京都地震。不明。(「地震インフォ」)  ▣ユ6月23日(5月11日)京都雷雹。(『京都気象災害年表』)  ▣(6月23日)京都火災。土御門富小路焼亡。(『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(7月10日)一条成菩提寺塔・祇園塔・報慈院などに落雷。 (『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』『京都事典』)  ▣(7月中旬)洛中騒動。諸国軍兵、京都に集まる。その数幾千万を知らず。(『文正記』『日本災変通志』)   ▣(8月3日)斯波家内紛激化、諸国軍兵、京に集結。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月5日)京都火災。近衛京極焼亡。(『蔭涼軒日録』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月6日)足利義視の暗殺計画露呈、政所執事・伊勢貞親、蔭涼軒真蘂没落。(『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(9月9日)京都火災。鷹司正親町焼亡。 ⋄山名方・朝倉被官など、所々の土倉・酒屋に乱入。(『後法興院政家記』『大乗院寺社雑事記』『京都の歴史10 年表・事典』) ▣(9月23日)京都火災。春日油小路焼亡。(『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月6日)土一揆、東寺に拠らんとし僧徒追う。(「東寺百合文書」『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(10月12日)知恩院焼亡。(『大乗院日記目録』『日本災変通志』)   ▣(12月11日)祇園社焼亡。山徒嗷訴し祇園社に拠る。(『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月12日)延暦寺衆徒、 神輿を奉じ入洛。祇園社に集結し、持清邸襲撃を企図。寅刻、失火により祇園社焼失。(『大乗院寺社雑事記 』『見聞雑記』『日本災変通志』)  ⋄多賀高忠、山門に訴えられ京都を去る。(『親基日記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月14日)近江坂本の馬借、侍所第襲撃。(『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月17日/16日)所司代・多賀高忠宅焼亡。(『斎藤親基日記』『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)  ▣(12月20日)京都大火。午刻、右京兆門前在家より出火、内藤寺町、河崎観音堂・相国寺鹿苑院塔婆・南門・蔭涼軒東門・鎮守社・法住院など焼亡。一色治部少輔の所の在家所々焼失。翌年のことともいう。(『見聞雑記』『斎藤親基日記』『如是院年代記』『日本災変通志』)  ▣(12月25日)足利義政、畠山義就を赦免。この日、義就、河内より5000の兵を率い入洛。(『後法興院政家記』『京都の歴史10 年表・事典』)  ▣(12月27日)等持寺・秋野道場など焼亡。畠山政長被官人、所々に火を放ち掠奪。(『斎藤親基日記』『京都の歴史10 年表・事典』『日本災変通志』)
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*このページでは現在は使われない用語も、歴史的な表現としてそのまま記しています。用語の統一は行っていません。近代以前は原則旧暦。
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京都歴史災害年表 9