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後伏見天皇 深草北陵 (京都市伏見区) Imperial mausoleum of Emperor Gofushimi |
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後伏見天皇 深草北陵 | 後伏見天皇 深草北陵 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 法華堂 ![]() |
深草坊町(ふかくさ-ぼうちょう)に深草北陵(ふかくさ-の-きた-の-みささぎ)はある。「十二帝陵」、「深草十二帝陵」、「深草法華堂」などと呼ばれた。 鎌倉時代-南北朝時代の持明院統の第93代・後伏見天皇(ごふしみ-てんのう、1288-1336)が葬られている。また、持統院統の12天皇、1親王が共同の納骨堂に合葬されている。 ◆歴史年表 南北朝時代、1336年、4月6日、後伏見天皇は持明院(じみょういん)で亡くなる。4月8日、嵯峨野で火葬された。同日、遺骨は深草法華堂に納められる。(『皇年代略記』)。 ◆後伏見天皇 鎌倉時代後期-南北朝時代の持明院統の第93代・後伏見天皇(ごふしみ-てんのう、1288-1336)。胤仁(たねひと)、法名は理覚、行覚。常盤井(ときわい)殿。京都の生まれ。持明院統の第92代・伏見天皇の第1皇子。母は参議・藤原(五辻)経氏の娘・准三宮藤原経子(けいし) 。養母は西園寺実兼の娘・永福門院藤原原子(げんし/もとこ、鏡子) 。1288年、親王宣下。1298年、鎌倉幕府の斡旋により東宮になり、践祚、即位した。伏見上皇が院政を執る。執権・北条貞時は両統迭立策をとり、大覚寺統は幕府に働き、1301年、後伏見天皇を退位させ、大覚寺統の邦治(くにはる)親王(第94代・後二条天皇)が即位する。後伏見天皇の在位は2年余りで、持明院統に不満だった。これらには、西園寺実兼が関与した。1308年、後二条天皇が早世し、持統院統の皇太子・富仁(とみひと)親王(第95代・花園天皇)(後伏見上皇の異母弟)が即位した。1313年、後伏見上皇は伏見上皇から政務を譲られ、院政を行う。1318年、花園天皇が退位に追われる。大覚寺統の尊治(たかはる)親王(第96代・後醍醐天皇)が即位した。後宇多上皇の院政が行われる。1331年、後醍醐天皇による討幕の挙兵が失敗する。(元弘の変)。幕府に支えられ、皇子の量仁(かずひと)親王(北朝第1代・光厳天皇)が即位し、院政を行う。1333年、六波羅探題滅亡の際に、探題・北条仲時に擁され、花園上皇、光厳天皇とともに東国に向かう。だが、近江国番場で捕らえられ帰洛した。その後、出家した。京都で没した。49歳。 能書家として知られた。歌集『後伏見院御集』、『後伏見天皇宸記』の一部が残る。火葬塚は亀山公園内(右京区)にある。陵墓は深草北陵(伏見区)になる。 ◆陵墓 深草北陵は、冠木門、築地塀に囲まれた中に、方形堂が南面して建てられている。持統院統の12天皇、1親王が納骨され、共同の納骨堂(天皇家の墓)に13人を合葬する。 南北朝時代、1336年4月6日、後伏見天皇は持明院(じみょういん)で亡くなる。4月8日、嵯峨野で火葬された。同日、遺骨は深草法華堂に納められる。(『皇年代略記』)。 ほかの被葬者は、鎌倉時代の第89代・後深草天皇(1243-1304)、第92代・伏見天皇(1265-1317)、鎌倉時代-南北朝時代の第93代・後伏見天皇(1288-1336)、南北朝時代の北朝第4代・後光厳天皇(1338-1374)、北朝第5代・後円融天皇(1359-1393)、南北朝時代-室町時代の第100代・後小松天皇(1377-1433)、第101代・称光天皇(1401-1428)、第103代・後土御門天皇(1442-1500)、第104代・後柏原天皇(1464-1526)、第105代・後奈良天皇(1497-1557)、第106代・正親町天皇、室町時代-安土・桃山時代の第107代・後陽成天皇(1571-1617)が納骨されている。 南北朝時代-室町時代の伏見宮栄仁親王(1351-1416)が納骨されている。 89 後深草天皇(持明院統)(在位:1246-1259)→90 亀山天皇(大覚寺統(在位:1259-1274)→91 後宇多天皇(大覚寺統)(在位:1274-1287)→92 伏見天皇(持明院統)(在位:1287-1298)→93 後伏見天皇(持明院統)(在位:1298-1301)→94 後二条天皇)(大覚寺統)(在位:1301-1308)→95 花園天皇 (持明院統)(在位:1308-1318)→96 後醍醐天皇(大覚寺統)(在位:1318-1339) *年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 *参考文献・資料 『検証 天皇陵』、『天皇陵 謎解き完全ガイド』、『歴代天皇125代総覧』、『図説天皇陵』、『歴代天皇年号事典』 、ウェブサイト「コトバンク」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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