白河天皇 火葬塚 (京都市北区)  
cremation mound of Emperor Shirakawa
白河天皇 火葬塚 白河天皇 火葬塚
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「白河院天皇御火葬所兆域原標」の石標



火葬塚
 衣笠の金閣小学校の北に隣接して、平安時代後期の第72代・白河天皇 火葬塚(しらかわ てんのう かそうづか)がある。
◆歴史年表 平安時代、1129年、7月7日、第72代・白河天皇は、西三条殿内裏で亡くなる。現在地の衣笠山東麓、御墓所(ごむしょ)で荼毘に付された。その後、香隆寺に仮安置され埋葬される。
 1131年、7月、鳥羽・成菩提院(成菩提院陵)の三重塔に改葬された。
◆白河天皇 平安時代後期の第72代・白河天皇(しらかわ てんのう、1053-1129)。貞仁(さだひと)。六条院。法名は融観。第71代・後三条天皇の第1皇子、母は摂関家ではない、中納言・藤原公成の娘・贈皇太后・茂子(もし)。1069年、皇太子に立てられる。1072年、20歳で践祚(せんそ、皇嗣が天皇の地位を受け継ぐ)、即位した。摂関家の勢力減退に乗じ、実権を伸ばした。後三条上皇の意向により、東宮は異母弟・実仁(さねひと)親王になった。1075年、法勝寺の創建に着手する。同年以降、荘園整理令を発した。1076年、嵯峨行幸を行う。1077年、六勝寺の初めになる法勝寺を創建した。1078年、清涼殿で殿上歌合が催された。1085年、実仁親王が病死する。父の遺言に背き、1086年、8歳の自らの第3皇子・善仁(たるひと)親王(第73代・堀河天皇)を皇太子に立て、即日譲位した。中宮・賢子(けんし/かたいこ)との間の皇子だった。自らは院政を敷く。1087年、別業の鳥羽殿(南殿)を建立する。1095年頃、白河に白河殿を建立した。1096年、皇女・郁芳門院(いくほうもんいん)の死を悼み、出家し法皇になり、融覚と称した。1107年、堀川天皇が亡くなり、5歳の孫・宗仁(むねひと)親王(第74代・鳥羽天皇)を即位させた。1120年、関白・藤原忠実が失脚し、摂関家の権勢は低下した。1123年、曾孫・顕仁(あきひと)親王(第75代・崇徳天皇)と、3代にわたり43年間の強権的な執政を行う。院政の始まりになる。1129年、西三条殿内裏で亡くなる。衣笠山山麓で荼毘に付され、香隆寺に埋葬される。その後、1131年、成菩提院(成菩提院陵)(伏見区)に改葬された。
 「治天の君(院政を執り行う上皇)」といわれた。「賀茂川の水、双六の賽、山法師(延暦寺衆徒の強訴)は、これ朕が心に従わざるもの」(天下の三不如意)と嘆いた。延暦寺衆徒の強訴に対し、源平の北面の武士を登用し、騒乱に備えた。荘園の整理を断行する。院御所は主に六条院とした。200カ所以上の倉を有し、熊野参詣は9度行う。中下級貴族の院近臣が形成された。白河に白河殿を営む。国王の氏寺といわれた法勝寺など多くの造寺造仏、写経を行う。院政の舞台になった鳥羽離宮などの大土木工事を行う。『後拾遺和歌集』『金葉和歌集』の撰進を命じ、勅撰集『後拾遺』に採録された。日記に『白河院御記』がある。
◆火葬塚 白河天皇火葬塚は、住宅地の細い路地奥にある。金閣小学校の裏(北)に位置する。塚域は方形で南面し、土盛、堀もある。南中央に拝所も設けられている。
 
平安時代、1129年7月7日、白河天皇は西三条殿内裏で亡くなる。現在地付近の衣笠山東麓の御墓所(ごむしょ)で荼毘に付され、香隆寺に仮安置され埋葬された。
 火葬塚は、かつての火葬場所になる。古代-中世には、火葬塚も陵墓に準じるものと考えられていた。最も格式の高い葬法であり、公式には天皇と近親者に限られた。火葬後に遺骨は別の墳墓に納められた。火葬地の施設を取り除いた後に土を盛り、石卒都婆を立てた。釘貫(くぎぬき、木戸)を建て四面に溝を掘った。(『吉事略儀』) 


71 後三条天皇(在位:1068-1072)→72 白河天皇(在位:1072-1086)→73 堀河天皇(在位:1086-1107)→74 鳥羽天皇(在位:1107-1123)→75 崇徳天皇(在位:1123-1141)


*原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『検証 天皇陵』『歴代天皇125代総覧』『天皇陵 謎解き完全ガイド』『京都大事典』『図説天皇陵』『歴代天皇年号事典』、ウェブサイト「コトバンク」

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map 白河天皇 火葬塚 〒603-8366 京都市北区衣笠西馬場町33-4
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