福王寺 (京都市山科区)  
Fukuo-ji Temple
福王寺 福王寺
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本堂


本堂




 福王寺(ふくおうじ)は、大石神社の北東に位置している。大石良雄(内蔵助)が隠棲した地という。付近には良雄関連の社寺が点在している。
 浄土宗、本尊は阿弥陀如来。
◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。
 江戸時代、1701年-1702年、大石良雄(内蔵助)は西野山に隠棲した。 良雄(内蔵助)は当寺に隠棲したという。境内近くの地ともいう。
 1822年、江戸浅草・観音寺で当寺の良雄の遺品など19点が開帳されたという。
 近代、太平洋戦争(1941-1945)の戦災により本堂は焼失した。その後、再建される。
◆大石良雄
 江戸時代前期の武士・大石良雄(おおいし-よしお/よしたか、1659-1703)。幼名は喜内、内蔵助(くらのすけ)。播磨国(兵庫県)赤穂藩の重臣・権内良昭の子。父没後、祖父・内蔵助良欽の家督を嗣ぐ。若くして赤穂藩の家老職になる。山鹿素行に軍学、伊藤仁斎に漢学を学んだ。1701年3月14日、主君・浅野長矩(あさの-ながのり、浅野内匠頭)は江戸城松之大廊下で、高家(こうけ)・吉良義央(きら-よしなか、上野介) に対し、遺恨による刃傷事件を起こした。将軍・徳川綱吉の意向により、長矩は即日切腹、浅野家はお家断絶、領地没収になる。義央に咎めはなかった。旧赤穂藩内には、義央への仇討を主張する急進派と、御家再興の穏健派の対立が起こる。城代家老・良雄は、藩内の急進派を抑え、幕府に義央処分、長矩の弟・大学による浅野家再興を嘆願した。1701年4月11日、良雄は、藩家中をまとめ赤穂城を明渡した。6月25日、赤穂・花岳寺で長矩の百カ日法要を行う。6月27日、山科西野山村に隠棲した。屋敷は一町四方だったという。山科には、大石家親族・進藤長之(近衛家家臣)の土地があり、支援があった。(山科閑居)。1702年1月11日、山科会議が行われる。2月15日、良雄宅に同志が集まり重要決定が行われた。4月15日、良雄は長男・主税(ちから)を残し、懐胎している妻・理玖(りく)と離縁する。理玖は、子・くう、吉千代を連れて但馬豊岡の実家に戻った。良雄は伏見・島原などに遊ぶ。7月、大学は広島・浅野本家に御預けになり浅野家再興は頓挫する。良雄は、京都・円山に同志を集め、吉良邸討入を確認した。8月1日、山科の閑居を引き上げ、四条道場塔頭・梅林庵(四条河原町)に移ったともいう。10月まで、旧赤穂藩士と連絡をとる。10月7日、江戸に向かう。
12月14日未明、良雄ら総勢47人の赤穂浪士は、江戸本所(ほんじょ)・吉良屋敷に討入る。浪士は、義央の首を取り主君の仇を討った。その後、幕命により良雄は、熊本藩主・細川綱利の邸に預けられる。1703年2月4日、良雄以下46士は切腹を命じられ自刃した。浪士の遺骸は高輪・泉岳寺の長矩墓の傍らに葬られた。45歳。(赤穂事件)。
 浪士は「義士」と称えられた。浄瑠璃、歌舞伎の題材になり、事件は「忠臣蔵」といわれた。
 墓は高輪・泉岳寺(東京都)にある。
◆仏像・地蔵 ◈本尊「阿弥陀如来」が安置されている。
 ◈「地蔵菩薩」は、大石内蔵助の念持仏という。1.5m。
◆大石関連 ◈大石良雄(内蔵助)が当寺に隠棲したという。当寺境内近くの地ともいう。当寺は良雄の密会場になった。隠し扉などがあり、忍者屋敷の様だったという。
 ◈地蔵菩薩は、良雄の念持ち仏だったという。
 ◈かつて、数々の良雄の遺品が残されていた。江戸時代、1822年には江戸浅草・観音寺で良雄の遺品など19点が開帳されたという。
 現在も本堂には、良雄が当地に潜んでいたことを示す直筆の書籍、着物などがあるという。


❊非公開
原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
参考文献・資料 『山科事典』、ウェブサイト「のうこつぼ」、ウェブサイト「コトバンク」

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京都市内史跡地図 平安京オーバレイマップ・碑・発掘調
map 福王寺 〒607-8308 京都市山科区西野山桜ノ馬場町126 phone 075-501-2330  
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