琵琶湖疏水分線(支線) 松ヶ崎付近 (京都市左京区)
Biwako-sokui-shisen(Lake Biwa Canal branch)
琵琶湖疏水分線 琵琶湖疏水分線 
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松ヶ崎付近




泉川(右)との合流点


泉川(上)と疏水(右)の合流点、


5月下旬-6月頃に見られるゲンジボタルの群舞


紅葉の頃
 琵琶湖疏水分線は、蹴上の琵琶湖疏水から分流し、北上迂回し、水路閣、哲学の道などを経て西へ向かう。
 松ヶ崎付近の疏水は、松ヶ崎浄水場の前より地表に現れ、北泉通に沿い緩やかな弧を描きながら、閑静な住宅地を西へ流れている。 
◆歴史年表 近代、1887年、9月23日、琵琶湖疏水分線工事が着工した。
 1890年、3月、竣工した。 
◆琵琶湖疏水支線 近代、1890年に琵琶湖疏水分線(支線)が完成した。当初は幹線水路として計画された。その後、計画変更により規模縮小になる。蹴上から水流を分岐させた枝線水路になった。分線の目的は、琵琶湖から幹線に流れ込む300の水量のうち、250個は水力発電水路に利用し、50個は水力、用水、防火用水に利用するというものだった。
 延長は当初8.390.4kmあり、現在は所管替えにより3346kmに短くなっている。現在の区間は、山科区日ノ岡一切経谷町19-3から左京区北白川久保多町58-8までになる。勾配は1/150-1/4000になる。  流路は、蹴上の琵琶湖疏水から分流北上し、左回りに大きく迂回する。南禅寺境内の水路閣、永観堂裏を抜け、哲学の道に沿い流れ、開水路の白川疏水に繋がる。第4トンネル(延長136m、高さ2.4m、幅員2.5m)、第5トンネル(延長102m、直径2.4m)、第6トンネル(延長182m、直径1.8m)、管路(延長1.0-1.5m)、開水路(延長2811m、高さ1.5-2.0m、幅員1.8-5.25m)がある。
 その後、流路は西へ向かい、高野川の川床下を木樋(現在はコンクリート造)で潜り、松ヶ崎、下鴨を経る。その後、鴨川の下を木樋(現在はコンクリート造)で潜り、現在の紫明通の開水路を流れ、新町頭で御所用水を分水し、小川(後に堀川)へ流入していた。
◆浄水場 疏水分線は水道原水の供給の役割も担い、現在は導水管が埋設されている。
 高野川の西岸にある松ヶ崎浄水場は、京都市に4つある浄水場(ほかに蹴上浄水場、山ノ内浄水場、新山科浄水場)の一つになる。1927年に緩速濾過式の浄水場として開かれた。その後、急速濾過式に改造された。
 五山送り火の「妙」のある松ヶ崎西山(宇山)に、最高区配水池がある。施設能力は1日250000㎥。
◆サクラ 1.8kmの疏水の両岸には、ソメイヨシノの並木が続き、春には花見の名所になる。カエデ、ボケなど様々な樹木も植栽されている。
◆ホタル 疏水にはゲンジボタルが生息している。6月頃に、ホタルが飛び交う光景も目にすることができる。


*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献・資料 琵琶湖疏水記念館、『琵琶湖疏水の歴史散歩』、『琵琶湖疏水の100年 叙述編』、『琵琶湖疏水の100年 資料編』、『琵琶湖疏水』 


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