高樹院 (京都市左京区)  
Kojuin Temple
高樹院 高樹院
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「華道都未生流家元」の寺号石標


山門


山門


本堂


本堂




延命閣


延命閣





 岩倉の高樹院(こうじゅいん)は、東側に山を背にした高台に建てられている。かつては「萩の寺」と呼ばれた。
 山号は凌雲山という。華道都未生流の家元も置かれている。
 浄土宗、本尊は阿弥陀如来を安置する。御朱印が授けられる。
◆歴史年表 江戸時代前期、1612年、9月、高樹院は旧地(東山区、縄手三条下ル大黒町)に、知感により開山された。
 1835年、藤木月亭光信は華道都未生流を旧境内に創流した。
 近代、1945年、8月、戦時強制疎開により、堂宇は一部取り壊しになる。
 現代、1949年、4月、5代・降月(18世・高樹院)により京都各種学校都華道学院が開校した。
 1971年、10月、京都市の都市整備計画により三条京阪前の地域開発のため、現在地(左京区岩倉)に移転した。華道家元も移転している。
◆知感 江戸時代前期の浄土宗の僧・知感(?-?)。詳細は不明。1612年、東山区縄手三条下ル大黒町に高樹院を開山した。
◆藤木月亭光信 江戸時代後期の華道家・藤木月亭光信(?-?)。正四位、甲斐守賀茂県主。1835年、華道都未生流を高樹院の旧境内()に創流した。華頂宮尊超法親王(1802-1852)の華道御師範になり、親王より「都華軒」の称号を贈られた。
 華道都未生流の流祖になる。
◆仏像 本堂に本尊・阿弥陀如来を安置する。
◆建築  ◈旧地には、本堂、山門、庫裡が建てられていた。1945年8月に戦時強制疎開により堂宇の取り壊しの予定になっていた。16日のお盆の行事までの取り壊し延期を願い出て認められる。15日に終戦になったため取り壊しは免れた。
 その後、三条大橋の東詰の都市計画に伴い境内地の半分が新設道路になり、東西に長い境内地になった。1971年10月には、京都市の都市整備計画、三条京阪前の地域開発(バスターミナル開発)により現在地(左京区岩倉)に移転している。
  ◈本堂は、鉄筋コンクリート造。
  ◈山門は、創建時のものを移転している。
  ◈書院は鉄筋コンクリート造になる。
◆都未生流 華道の「都未生流(みやこ-みしょう-りゅう)」は、江戸時代後期、1835年に、京都の正四位甲斐守賀茂県主藤木月亭光信によって創流された。
 流祖は、有栖川宮織仁(ありすがわのみや-おりひと)親王の王子・華頂宮尊超法親王(1802-1852)の華道御師範になる。親王より「都華軒」の称号を賜り、歴代家元の華号として現在まで伝わっている。
 2代・蓮因(13世・高樹院)は、歌道にも秀で、勤皇の志士としても知られた。3代・孤月真空、4代・都華軒真月(15・17世・高樹院)らが都未生流の基盤を築く。
 5代・降月(18世・高樹院)は、1949年4月に、京都各種学校都華道学院を創立した。華道実技とともに華道学、華道史のほか、植物学、美学、絵画、彫刻色彩学、教育学、文化論なども学んだ。
 1971年10月に、高樹院の移転に伴い現在地(左京区岩倉)に移転した。なお、都未生高樹会館(東山区三条通大橋東入大橋町103)には、都華道専門学院、ホールなどを備えている。
◆三軒寺・四軒寺 高樹院はかつて「三軒寺」の一つと称された。三軒寺とは、三条縄手大黒町(東山区)にあった、高樹院、西願寺(さいがんじ)、三縁寺の3寺をいう。
 高樹院は後に「四軒寺」の一つとも呼ばれた。三条縄手大黒町(東山区)にあり高樹院、西願寺、三縁寺に養福寺を加えた4寺を称した。
◆萩の寺 1971年の移転時に境内には全国から3000株の萩が植生され萩の寺とも呼ばれた。山萩、木萩、丸葉萩、白ばな萩、宮城野萩、ぬすびと萩、この地のつくし萩、にしき萩、やくしま萩、まきえ萩などがあった。
 その後、鹿による食害で絶滅したという。
◆年間行事 かつて、萩まつり(9月第2日曜日)。


年間行事(拝観)は中止、日時・場所・内容変更の場合があります。
年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
参考文献・資料 『高樹院の栞』、ウェブサイト「都未生流」、ウェブサイト「コトバンク」


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map 高樹院 〒606-0022 京都市左京区岩倉花園町611-2 phone number075-781-8246
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