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琵琶湖第2疏水構造物 (京都市山科区) Мaterial used in 2nd Biwako Canal tunnel |
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琵琶湖第2疏水構造物 | 琵琶湖第2疏水構造物 |
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琵琶湖疏水の一部である山科疏水諸羽トンネル(520m)の南西は迂回路になっている。この第1疏水旧水路跡途中の山側に、逆U字型の第2疏水構造物(だいに-そすい-こうぞうぶつ)が残されている。 ◆歴史年表 近代、1912年、第1疏水の北側に、地下水路構造の第2疏水が造られた。第2疏水構造物は、建設作業員の技術修得のために使用された。 ◆第2疏水構造物 近代、1912年に第1疏水の北側に地下水路(埋立)構造の第2疏水が造られた。 第2疏水構造物は、当時の建設作業員が第2疏水の建設・維持管理の技術を修得するために試作され使用された。当時の最新技術だった鉄筋コンクリート造であり、水路のトンネル天井部に使用されていた。同様の構造物が推定で1000個以上は製作されたという。 鉄筋コンクリート造、逆U字型。 ◆第1疏水・第2疏水 近代、1890年に第1疏水が完成した。その後、電力需要、飲料水不足が問題になり、1912年に第1疏水の北側に新たに第2疏水が造られた。 第2疏水は主として水道水源に用いられ、水の汚濁防止のために地下水路(埋立)構造になった。地表に現れるのは蹴上第1疏水合流点に限られている。 なお、現在の第1疏水旧水路跡付近は、当初、諸羽山裾に沿い南に大きく迂回する形で疏水が流れていた。1970年5月に山の下を貫通する諸羽トンネルが完成する。JR湖西線の建設などに伴う疏水路バイパス化工事だった。 現在は、旧水路跡に散策道、疏水公園が整備されている。 ❊原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 ❊参考文献・資料 『区民が選んだ魅力を訪ねて 京都山科 東西南北』、『琵琶湖疏水の歴史散歩』、説明板、ウェブサイト「コトバンク」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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