千両ヶ辻 (京都市上京区)  
Senryogatsuji Street
千両ヶ辻  千両ヶ辻 
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表示標


上の東西の通りが今出川通、南北の通りが大宮通、赤い点が金属標の位置、地図は上下を反転(上が北)しています。表示標より


大宮通

 大宮通中立売北西角に、「千両ヶ辻(せんりょうがつじ)と呼ばれた栄華の地」と題する金属製の表示標が立てられている。
 この付近は、かつて西陣織の中心地として栄えた。付近は、現在、京都市の「千両ヶ辻界わい景観整備地区」に指定されている。
◆歴史年表 古くより、この地は西陣織の中心地として栄えた。
 室町時代、応仁・文明の乱(1467-1477)で、以後100年に及ぶ戦国時代になる。京都は焦土と化し復興に20年を要した。西の陣(山名軍)があった付近に織物生産が始まり、西陣織と呼ばれる。
 安土・桃山時代、1587年、この地は、豊臣秀吉が築造した聚楽第城郭の北側に位置する。
 江戸時代初期、付近に、江戸幕府の糸割符(いとわっぷ)制度により、特権を得た糸割符商人が住した。
 江戸時代中期より、大宮今出川の辺りは、「千両ヶ辻」と呼ばれる。
 近代、明治期(1868-1912)、生糸問屋街に有力金融機関が出店し、チンチン電車の大宮中立売電停も設置された。
 現代、2001年、8月、京都市の「千両ヶ辻界わい景観整備地区」に指定される。
◆千両ヶ辻 大宮今出川付近は、かつて西年陣の中心地であり糸屋、織物商が建ち並ぶ西陣問屋街として栄えた。江戸時代中期の最盛期には、生糸を運ぶ車が辻を往来し、一日に千貫千両に値する生糸・織物の商いがあった。千両箱が行き交ったことから通り名は「千両ヶ辻」と呼ばれる。
 問屋街は、「糸屋町八町」とも呼ばれ、大宮通今出川下ルの五辻に糸屋問屋が軒を並べた。町名としては、樋之口町、芝大宮町、観世町、五辻町、桜井町、元北小路町、薬師町、北之御門町の8町があった。
 幕末-近代以降は、樋之口町が抜け、新たに横大宮町、石薬師町、元妙蓮寺町の3町が加わっている。
 通り名としては、南北の大宮通、智恵光院通、東西の今出川通周辺になる。
 京都市の「千両ヶ辻界わい景観整備地区」の指定区域では、北は寺之内通から南は笹屋町通まで、東は猪熊通から西は浄福寺通までの市街地(37ha)の商工混合の町並になる。
◆糸割符制度 「糸割符(いとわっぷ)制度」は、正式には「白糸割符商法」という。白糸とは上質の生糸を意味した。江戸時代に幕府から特許を得た商人により組織され、中国産生糸の一括輸入を行っていた。
 16世紀後半に、日本は中国産生糸をポルトガル商人を経て輸入していた。17世紀には、イギリス、オランダ、スペインも日本との交易を始めている。日本人商人も東南アジア各地との貿易を始めた。
 江戸時代、1604年に幕府は、ポルトガルとの交易について、京都、堺、長崎などの大商人を年寄に任命し、「仲間」を結成させる。ポルトガル船が入港すると、生糸を一括購入制により、仲間に購入価格決定させた。三都間で一定比率により分配し国内販売させた。その後、1631年に、江戸、大坂の商人が加わり、「五ヶ所商人」と呼ばれた。後に、イギリス、スペインの撤退後、1635年には、中国、オランダにも適用される。1641年に、生糸輸入価格はこの仲間によって全て統制されていた。
 後に、価格をめぐる利害対立が起こる。幕府は1655 年に糸割符仲間を解散させる。1685年に輸入総量の枠を定めて復活したものの、国産生糸の増加により制度も形骸化し、次第に衰退した。その後、自由貿易になり主導権は外国側に移った。
◆年間行事 千両ヶ辻雛祭り「桃の節句の彩り」(3月1日-3日)、西陣・伝統文化祭「千両ヶ辻」(9月23日)。


原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*年間行事は中止、日時・場所・内容変更の場合があります。
参考文献・資料  ウェブサイト「千両ヶ辻の歴史について-京都・西陣 千両ヶ辻」、ウェブサイト「千両ヶ辻界わい景観整備地区界わい景観整備計画-京都市」、ウェブサイト「コトバンク」


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