教善寺 (京都市上京区)  
Kyozen-ji Temple
教善寺 教善寺
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 長門町(ながと-ちょう)の教善寺(きょうぜんじ)は、山号を法性山、院号を阿閦院という。
 龍馬暗殺実行犯の一人とされる京都見廻組隊士・渡辺篤の墓があった。
 黒谷浄土宗。
 阿閦如来は、「洛陽五智如来」の一つ。
◆歴史年表 安土・桃山時代、1598年、露宅の開基による。(『坊目誌』)
 近代、1915年、1月6日、渡辺篤が亡くなる。その後、当寺に葬られた。
◆仏像 「阿閦如来」は、「洛陽五智如来」の一つになる。
◆露宅 安土・桃山時代の浄土宗の僧・露宅(?-?)。詳細不明。1598年、教善寺の開基になる。
◆渡辺 篤 江戸時代後期-近代の剣客・渡辺篤(わたなべ -あつし、1844-1915)。一郎。京都生まれ。渡辺時之進の長男。大野応之助に西岡是心流(剣術)、ほかに円明流(剣術)、荻野流(砲術)、無辺流(槍術)、日置流(弓術)、大坪流(馬術)なども習得した。1864年、禁門の変で二条城の警備を担当した。京都文武場剣術世話心得に就く。1867年、京都見廻組御雇七人扶持、肝煎介、肝煎と昇進した。11月15日(12月10日)、佐々木只三郎らと、坂本龍馬、中岡慎太郎の襲撃に加担したという。(近江屋事件)。1868年、鳥羽・伏見の戦いに、旧幕府軍側として参戦した。この頃、篤に改名した。明治期(1868-)、奈良県警の監察官(後に本部長)、京都体育場の撃剣教師を務めた。73歳。
◆仏像 阿閦如来は、洛陽五智如来の一つ。
◆洛陽五智如来 「洛陽五智如来」は、千本釈迦堂の釈迦如来(上京区)、親縁寺の大日如来(上京区)、西正寺の宝生如来(上京区)、教善寺の阿閦如来(上京区)、東寺・五重塔の阿弥陀如来(南区)の5カ寺になる。
 教善寺門前の石標には、「平安五佛詣り 第一番祈願所 阿閦如来安置」とある。
◆近江屋事件 1867年、11月15日(12月10日)、近江屋には、坂本龍馬と中岡慎太郎、下僕の藤吉、近江屋の主人夫婦、使用人らがいた。龍馬と慎太郎は2階の部屋に、藤吉と近江屋の関係者は1階に居た。夜、十津川郷士を名乗る者数名が近江屋を訪ねた。龍馬への面会を求め、藤吉が応対し、龍馬に名札を渡した。龍馬は通すように藤吉に命じた。刺客は案内した藤吉を斬り、龍馬と慎太郎の部屋に入った。龍馬は頭部、腹部、上段から斬られその場で絶命した。慎太郎は応戦し、全身に複数の傷を負いながらも逃げ延びた。慎太郎は、襲われた状況を周囲に話し、17日に絶命する。
 1911年、渡辺篤は弟・渡辺安平、弟子・飯田常之助などに、龍馬、慎太郎の暗殺に関与したのは、自分を含む京都見廻組だったと証言した。ほかに、佐々木只三郎(1833-1868)、今井信郎(1841-1918)、世良敏郎(1844-?)らがおり、その他に、見張り役がいたという。篤は、父から贈られた刀「出羽大掾藤原国路」を使用したという。 1915年8月、篤没後に朝日新聞に掲載された。
 1870年に、京都見廻組の一人だった信郎が、京都見廻組の関与についてすでに供述していた。この中に、篤の名はなく、信郎の証言に食い違う点も多かったという。
 犯人説は諸説あり、新撰組、薩摩藩、後藤象二郎なども挙げられている。
◆墓地 渡辺篤の墓は、無縁仏として墓地西端に整理されている。


原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
参考文献・資料 『京都市の地名』、ウェブサイト「幕末関連史跡補完計画 」、ウェブサイト「坂本龍馬暗殺犯は誰か!新選組と見廻組説」


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京都市内史跡地図 平安京オーバレイマップ・碑・発掘調
map 教善寺 〒602-8353 京都市上京区長門町(ながと-ちょう)389番地,下立売通七本松西入ル  075-811-0289 
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