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北大路橋 (京都市北区-左京区) Kitaoji-bashi Bridge |
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北大路橋 | 北大路橋 |
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![]() ![]() 2008年に新しくなった親柱、左の山は比叡山 ![]() ![]() ![]() ![]() 北大路橋から見る南の景色、左の山は大文字山 ![]() 【参照】かつて橋を渡っていた市電 |
北大路橋(きたおおじばし)は、府立植物園最寄の橋として利用されている。橋の上からは、北山や比叡山、また大文字山の姿も望むことができる。 ◆歴史年表 近代、1933年、近代的な都市計画と市電網の整備のために永久橋として造られた。 1934年、北大路橋西詰(植物園前)まであった市電北大路線の軌道は東進し、高野までの外周線(15間幅、27.3m)が開通した。 1935年6月28日-29日、梅雨前線に伴う集中豪雨による「鴨川大洪水」の際には、北大路橋、上賀茂橋などで流木が橋で堰を作り、増水した水は堤防を越えている。冠水は、上賀茂で1.8m、下鴨で2.4mに達した。鴨川だけではなく、高野川などほかの川でも被害があり、犠牲者も出ている。北大路橋は流出することはなかった。 太平洋戦争(1941-1945)中、灯籠は供出されている。 現代、1978年、北大路線は廃止されている。 2008年、改修工事により、石製高欄は再利用され、灯籠が復元される。 ◆北大路橋 現在の北大路橋の架設年は1933年になる。近代的な都市計画と市電網の整備のために永久橋として造られた。勾欄(親柱、束柱、手摺、地覆)などは重厚な石造りになっており、賀茂大橋、河合橋などとの意匠の類似性がある。親柱、中間柱上は金閣寺をイメージした灯籠で、本御影石の高欄、市電のために薄く平坦な橋桁などの特徴が見られる。2008年、改修工事により、石製高欄は再利用され、灯籠が復元される。夜間には灯りがともるようになった。橋の中央南北に眺望バルコニーが新設され、橋桁の補修、耐震補強、路面の連続化工事などが行われた。橋種は8径間単純鋼プレートガーターになる。橋長96.6m、幅員22m。 ◆葵祭 橋は、下鴨神社を再出発した葵祭路頭の儀の祭列(5月15日、午後)が通過する。 橋を渡った祭列は、橋の西詰で右折し、鴨川沿いの加茂街道を北上、最終地の上賀茂神社へ向かう。 *参考文献 『京の橋ものがたり』『京都水ものがたり 平安京一二〇〇年を歩く』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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