みそそぎ川 (京都市中京区)
Misosogi-gawa River
みそそぎ川 みそそぎ川 
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二条大橋上流、左がみそそぎ川、右は鴨川、間に河川敷の遊歩道がある。


みそそぎ川の上の納涼床


とある床の一つ。大文字山、比叡山、そして鴨川を望むことができる。
 鴨川西岸を流れる全長2㎞あまりの人工水路「みそそぎ川」は、鴨川の別称であり、「みそぎがわ」(禊川)ともいわれる。かつて、鴨川で禊が行われていたことに由来するという。
 みそそぎ川は、鴨川から取水されており、鴨川の分流になる。
◆歴史年表 近代、1894年、琵琶湖疏水の完成後、鴨川の夏の風物詩だった床は、東岸は中止になった。
 1911年、四条大橋に市電が開通した後、中州の床も中止になる。
 1935年、「昭和10年大洪水」により、大きな被害が出た。
 1936年-1947年、大規模な鴨川の河川改修工事、「千年の治水」が行なわれた。この河川改修工事は、鴨川だけではなく、御室川、天神川、高野川などでも施工された。ただ、第二次世界大戦中のことであり、資材、資金不足などにより工事は難航した。1943年に国の援助が得られ、完成を見たのは戦後のことだった。鴨川の補修工事によって、人工水路みそそぎ川も生まれた。
 その後、みそそぎ川の上に納涼床を設けるようになった。
◆流路 みそそぎ川は、賀茂大橋下流西岸で鴨川から取水され、鴨川河川敷(高水敷)を暗渠になって南へ流れる。
 丸太町橋下流で、川は地上に姿を見せ、鴨川河川敷を間に挟む形で、鴨川と並行してさらに南下している。
 二条大橋下流で、みそそぎ川から高瀬川が分流される。高瀬川は西進し、すぐに南下して流れる。
 みそそぎ川は、三条、四条の繁華街を鴨川と並行して流れ続け、五条大橋手前付近でふたたび鴨川に合流している。
◆自然 二条大橋から丸太町橋にかけて、みそそぎ川と鴨川の間に遊歩道が続いている。みそそぎ川河畔には、桜並木なども植栽されており、四季折々で鴨川散策を楽しむことができる。
 近年では、6月上旬に二条大橋上流付近で、ゲンジボタルの生息も確認されており、調査・保護活動も行なわれている。ただ、個体数は多くない。
 オランダガラシ(クレソン)、ミゾソバなどの植物も水辺に見られる。


*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『京都の地名検証』


   鴨川納涼床     高瀬川      琵琶湖疏水      二条大橋        丸太町橋           

【参照】ゲンジボタル(オス)

みそそぎ川のゲンジホタル(2008.6)

鴨川からの取り入れ口賀茂大橋下流

地表部に現れたみそそぎ川、丸太町橋下流

高瀬川との分流点、二条大橋下流

高瀬川と分かれたみそそぎ川、二条大橋下流

みそそぎ川(左)の鴨川への合流点五条大橋西岸、山は比叡山
 みそそぎ川  京都市中京区末丸町付近 

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