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「志を繋ぐ碑」 (宇治市)  
Мmonument to connect the thoughts of those who sacrificed their lives
「志を繋ぐ碑」 「志を繋ぐ碑」
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志を繋ぐ碑


金属プレート


鳥のオブジェ


 宇治川沿いの京阪宇治駅前にある「お茶と宇治のまち歴史公園」(宇治市)内の一角に、2019年に起きた「京都アニメーション放火殺人事件」の犠牲者を偲ぶ「志を繋(つな)ぐ碑」が立てられている。
◆歴史年表
 現代、2019年、7月18日、京都アニメーション(伏見区)の第1スタジオで放火事件が起きた。
 2024年、7月14日、「志を繫ぐ会」により、公園内に「志を繋ぐ碑」が立てられる。この日、設置報告会(式典)が執り行われた。
◆志を繋ぐ碑 現代、2019年の「京都アニメーション放火殺人事件」から5年を経て、事件を後世に伝えるための「志を繋ぐ碑」が「お茶と宇治のまち歴史公園」(宇治市)内に立てられ、2024年7月14日に公開された。
 2019年7月18日午前10時半頃、「京都アニメーション」(伏見区)の第1スタジオが放火され、建物内にいた社員70人のうち役員・社員36人が死亡、32人が重軽傷を負った。
 碑は、遺族有志・京都アニメーション関係者・支援者などでつくる「志を繫(つな)ぐ会」により、事件を長く記憶に留める象徴として制作された。事件をめぐり、国内外から義援金など多くの支援が寄せられ、碑にはその一部が充てられている。碑の建立には、事件後の多くの人々の祈り・支援に感謝を示す意味も含まれている。碑は、会社の本社が置かれている宇治市に寄贈された。
 碑は、京都アニメーションのクリエーターがデザインを手がけ、設計・制作は東京芸術大学の教員らが担当した。碑の意匠は亡くなった36人を偲び、36羽の鳥が羽ばたき、3つの弧を描きながら次第に一つになり、空高く昇っていく姿を表している。各々の鳥たちが多くの人々の想いをくみ、繋いでいくという意味が込められている。
 碑文を刻んだ金属プレートは、アニメ制作に使用される原画用紙が模られている。「夢と情熱を人から人へ」とある。碑文には次のように刻まれている。「アニメーションを通じて果てしなく広がる夢。 1本の線を描くのにも長年培った技術と深い想い。子どもたち、そしてすべての世代に届く確かな映像と物語。 ここ、宇治・京都から世界に向けて発信していく。私たちの途切れることのない未来への羽ばたき」「この碑は、2019年7月8日、京都アニメーション第1スタジオで発生した事件で亡くなられた36人、一人ひとりの志を36羽の鳥に託し、長く記憶に留めるため、仲間、家族、応援してくださる方々により建立されました。2024年7月建立」
 碑の高さ3m、金属鋳造。


献花・お供えなどは控えてほしいとのことです。
年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
参考文献・資料 「志を繫ぐ碑」の碑文、ウェブサイト「宇治市役所」、ウェブサイト「京都アニメーション」、「朝日新聞 2024年7月6日」、ウェブサイト「朝日新聞 2024年7月14日」、ウェブサイト「コトバンク」


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map 志を繋ぐ碑 〒611-0013 京都府宇治市莵道丸山203「お茶と宇治のまち歴史公園」内
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