しはん桜(師範桜、志波む桜) (京都市左京区・北区)
Shihan-zakura(cherry tree)
しはん桜 しはん桜 
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鴨沿いの「しはん桜」、山は北山




志波む桜碑、背後の山姿は比叡
 鴨川の出町柳以北左岸(東岸)に、樹齢100年以上の桜並木が続く。桜は「しはん桜」と呼ばれ親しまれている。
 出雲路橋西側に「志波む桜碑(師範桜碑)」が西詰北に立てられている。 
◆歴史年表 
近代、1905年、6月、京都府師範学校(現・京都教育大学)では、桜を鴨川の堤に植樹するため京都府に申し出た。教職員、学生、付属小学校の生徒らはソメイヨシノ、カエデを植樹した。
 
◆しはん桜 近代、1905年6月に、京都府師範学校(現・京都教育大学)では、桜を鴨川の堤に植樹するため京都府に申し出た。日露戦争(1904-1905)戦勝記念のためだったという。教職員、学生、付属小学校の生徒らは、鴨川の堤にソメイヨシノ、カエデを植樹した。
 北は上賀茂神社から南は出町柳まで(葵橋-御薗橋とも)の鴨川堤防に、5000本の苗木がわずか10日で植えたという。
 以来、これらの並木は、「しはん桜/師範桜/志波む桜」として知られるようになる。
◆志波む桜碑 1905年に「志波む桜碑」が、鴨川に架かる出雲路橋西詰北に立てられている。
 碑に刻まれる「志波む桜」の「む」のみが平仮名で記されている。本来は、「志波無桜」であり、「む」とは「無」だったとする説がある。
 また、「む」とは「武」の崩し字ではないかとの見方もある。
◆花暦 一帯は「半木(なからぎ)の道」とともに、サクラ(4月初旬頃開花)の名所になっている。
 鴨川の堤は、鴨川公園として整備されている。


*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
参考文献・資料 ウェブサイト「京都教育大学同窓会」、『親と子の 下鴨風土記』、『賀茂文化第11号』


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しはん桜 京都市左京区・北区の鴨川沿い
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