磐栄稲荷神社・安行山晴明神社 (京都府亀岡市)
Yuwasaka-inari-jinja Shrine,Angyosan-seimei-jinja Shrine
磐栄稲荷神社・安行山晴明神社 磐栄稲荷神社・安行山晴明神社 
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盤栄(ゆわさか)稲荷神社


盤栄稲荷神社


盤栄稲荷神社

 亀岡市繁華街の南西にある安行山(あんぎょうさん、260m)は、西山(にしやま)とも呼ばれている。市街地を一望できる山頂には平和台公園がある。 
 一帯は、かつて陰陽博士・安倍安行ゆかりの地とされ、磐栄稲荷神社(ゆわさか いなり じんじゃ)、その摂社の安行山晴明神社(あんぎょうさん せいめい じんじゃ)が祀られている。
 盤栄稲荷神社の祭神は、宇賀元御魂大神(岩長大神)、佐田彦大神(岩橋大神)、大宮能買大神(岩丸大神)。
 摂社・安行山晴明神社の祭神は、安倍晴明安行。
◆歴史年表 創建の詳細、変遷は不明。
 奈良時代、709年、神奈備山(現在の西山)の鏡岩に、日本初の稲荷が鎮座し、社として祀ったことに始まるという。陰陽博士・安倍晴明安行も山に住み、稲荷神を信仰した。この地で修業したことから、後に山を安行山と称したという。
 平安時代、医家・丹波康頼(912-995)は、医王谷に住み、稲荷神を信仰した。稲荷神を太秦に祀り、その後、伏見(伏見稲荷大社)に遷したという。
 近代、昭和期(1926-1989)に入り、安行山山頂に晴明が祀ったという磐栄(ゆわさか)稲荷神社、晴明神社の2社が勧請された。
 現代、1965年、2基の大鳥居が建てられた。それぞれは伊勢神宮、出雲大社に向けられている。
◆安行山晴明神社・安倍安行・安行山 摂社、安行山晴明神社の祭神は、安倍晴明安行とする。安倍晴明安行とは安倍安行のことであるとも、安倍晴明であるともいう。
 ただ、安倍家家系に安行の名はないという。(『桑下漫録』)
 安倍晴明安行は奈良時代、709年 稲荷山に住み稲荷大神のご加護により天文術を大成したという。 
 安行山は、かつて陰陽博士・安倍安行が住み、萩を筮(ぜい、占い)に用いたという。(『桑下漫録』)
 また、平安時代の第76代・近衛天皇(在位1142-1155)の時、天文博士・安倍泰成の子・安行が安行村に住んだともいう。安行山より占いに用いる算木(さんぎ)が出たことから、山は算木山(さんぎさん)とも称したという。(『亀山御城之由来』)。また、鷺山と称したともいう。
 山麓の社、八幡宮(現在の承文字八幡宮)は安行信仰の神であったという。
◆丹波康頼 平安時代の医家・丹波康頼(912-995)。詳細は不明。丹波国天田郡(福知山市)、または桑田郡矢田(亀岡市)に生まれたという。旧姓は劉芳氏といい、漢からの渡来系坂上氏、また、尾張氏一族の丹波国造家・丹波直子孫ともいう。
 984年に中国の医書を参考にして、『医心方』全30巻を編じ朝廷に献上した。現存する日本最古の医学書とされている。その功績により、朝廷から丹波宿禰(すくね)姓を贈られ、以来医家となる。現在の亀岡市下矢田町に住み、最上級の薬草を育て針博士になったという。「医王谷」の地名はいまも残されている。官位は従五位上・医博士、丹波介、左衛門佐(さえもんのすけ)兼丹波介。
◆年間行事 お火焚祭(12月1日)。


*年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考資料 『京都府の地名』


  関連・周辺承文字八幡宮      関連・周辺那須野与市堂(那須与市堂)      周辺      関連伏見稲荷大社          

大日大聖不動明王、左に制咤迦童子(せいたかどうし)、矜羯羅童子(こんがらどうし)

盤栄稲荷宮発祥之地の碑

伏見稲荷遥拝石

鏡八大龍王

右より岩長大神、岩□大神、天祐(ネ+古)徳明大明神、天祐峯姫大明神、天祐末?福大明神

岩丸大神
一ノ峯 末□?大神

薬力大明神

天祐浄福権現

文助大明神

平(元)?川姫大明神

光義大明神

斎吉稲荷大明神

御岩大神

吉田大神

徳永大神、ほかにも大神などが複数祀られている。

中井先生之碑、茨木先生碑

摂社、安行山晴明神社

安行山晴明神社

安行山晴明神社、拝殿

安行山晴明神社、本殿

安行山晴明神社

安行山晴明神社、星型紋様の瓦

安行山晴明神社

右より白米大神、文助大神、杉丸大神 

安行山頂上よりの亀岡市街地の眺望

安行山と池
 磐栄稲荷神社・安行山晴明神社 〒621-0854  京都府亀岡市下矢田町鏡岩16-2 
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