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阿弥陀寺 (京都市山科区北花山) Amida-ji Temple |
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阿弥陀寺 | 阿弥陀寺 |
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阿弥陀寺(あみだ-じ)は、北花山(きた-かざん)にあり、渋谷街道に面している。西阿弥陀寺ともいう。正式には等光山浄蓮華院阿弥陀寺と称する。 浄土宗単立、本尊は阿弥陀如来。 ◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。 南北朝時代、知恩院11世・円智(?-1357 ) が創建したという。また、かつて、東山の阿弥陀峯にあり、華山寺の前身「東山寺」の阿弥陀堂がこの地に移されたともいう。 室町時代、1558年、「花山阿弥陀寺」の名がある。当寺を示すかは不明。(『言継郷記』) 江戸時代、寛永年間(1624-1645)、東野三之宮(山科区)に、頼音により建立されたともいう。本尊は阿弥陀仏、脇士は毘沙門天、不動明王だった。第108代・後水尾天皇の勅願所だったという。(『拾遺都名所図会』) ◆円智 南北朝時代の僧・円智(?-1357) 。詳細不明。知恩院11世。鳥羽・法伝寺、山科・阿弥陀寺を創建した。 ◆頼音 江戸時代の僧・頼音(?-?)。詳細不明。寛永年間(1624-1645)、東野三之宮に阿弥陀寺を開基したという。大僧正。 ◆仏像 ◈本尊の「阿弥陀如来坐像」は、4尺(1.2m)あり、作者は不詳という。東山・阿弥陀峯にあった阿弥陀堂の本尊だったという。また、三条白川橋の東、阿弥陀峯麓にあった金剛寺別堂の本尊だったという。(『山州名跡志』) 平安時代後期の武将・平重盛(たいら-の-しげもり、1138-1179)の念持仏という。(『宇治郡名勝志』)。銅像。 ただ、御陵(みささぎ)・阿弥陀寺(山科区)との混乱があるともいう。 ◈「観世音菩薩像」「勢至菩薩像」「毘沙門天像」がある。 ◆元慶寺・華山寺 阿弥陀寺の詳細は不明。元慶寺を創建した平安時代前期の天台宗の僧・歌人・遍昭/遍照(へんじょう、816-890)、華山寺を創建した安土桃山-江戸時代前期の臨済宗の僧・愚堂東寔(ぐどう-とうしょく、1577-1661)との関係が深いという。 ❊原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 ❊参考文献 『京都・山城寺院神社大事典』、ウェブサイト「橘大学文化政策学部・山科区役所 山科区観光振興調査報告書」、ウェブサイト「神殿大観」、『山科事典』、ウェブサイト「コトバンク」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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