村上天皇 村上陵 (京都市右京区)  
Imperial mausoleums of Emperor Murakami
村上天皇 村上陵 村上天皇 村上陵
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参拝道入口


参拝道の石畳




「村上天皇 村上陵」の石標




【参照】皇朝十二銭(京都市考古資料館-京都市埋蔵文化財研究所蔵)
 妙光寺の脇の参拝道を登ると、村上山に村上陵(むらかみ の みささぎ)がある。平安時代中期の第62代・村上天皇(むらかみ てんのう)を葬る。
◆歴史年表 平安時代、967年、5月25日、、村上天皇は亡くなる。6月4日、山城国葛野郡田邑郷(たむらのごう)北中尾(きたながお、長尾)に土葬された。陵戸5烟が充てられた。陵上には樹木が植えられたという。(『日本紀略』)
 中世(鎌倉時代-室町時代)以降、陵の所在地は不明になる。
 江戸時代、元禄年間(1688-1704)、幕府は調査を行う。陵所は確定されなかった。
  1862年-1863年、文久の修陵では修陵されなかった。
 近代、1889年、6月、陵は現在地に決定される。
◆村上天皇 平安時代中期の第62代・村上天皇(むらかみ てんのう、926-967)。成明(なりあきら)、天暦帝、法名は覚貞。第60代・醍醐天皇の第14皇子。母は太政大臣・藤原基経の娘・藤原穏子(おんし)。926年、親王、940年、元服した。944年、19歳で皇太子になり、946年、兄の第61代・朱雀天皇の譲位により即位した。基経の子・忠平を関白にする。949年、忠平の死後、関白を置かず親政を行う。(天暦の治)。実際にはその子・藤原実頼(左大臣)、師輔(右大臣)兄弟が支えた。954 年、諸臣に勅して奢侈を禁じ、売官( 財貨を募り、位階・官職の授与をする)を停止させた。960年、平安遷都以来初の内裏が焼亡した。
 律令制崩壊は進行し、財政悪化、地方政治の乱れ、悪疫の流行、水旱の災害があった。皇朝十二銭の最後になる乾元(けんげん)大宝の鋳造が行われる。鴻臚館の存置、菅原文時の意見封事(意見書)を用いた。貧民救済の常平所を設置した。後世、醍醐天皇の「延喜の治」とともに村上天皇の「天暦の治」として称えられた。詩歌、書、琵琶、笛に優れた。和歌所が設置され、960年、内裏で大規模な「天徳歌合」が催される。『後撰和歌集』の編纂が行われる。日記『村上天皇御記(『天暦御記』) がある。
 陵墓は村上陵(右京区)にある。
◆陵墓 村上山の山上にあり円丘になる。南面している。
 平安時代、967年5月25日、村上天皇は亡くなる。6月4日、山城国葛野郡田邑郷(たむらのごう)北中尾(きたながお、長尾)に土葬された。陵戸(りょうこ/みささぎべ、陵守の世襲の古代賤民)5烟が充てられた。陵上には樹木が植えられたという。(『日本紀略』)。陵所は現在地付近という。村上陵と呼ばれていた。(『日本紀略』『大鏡裏書』『扶桑略記』)
 中世(鎌倉時代-室町時代)以降に、陵の所在地は不明になる。 江戸時代、元禄年間(1688-1704)に、幕府は調査を行う。諸説あり、陵の場所は確定されなかった。1862年-1863年の文久の修陵でも修陵されなかった。父の醍醐天皇陵に倣い丘陵は形成されず、平坦な陵だったという。この時、荒廃していたという。(『山陵記』)。近代、1889年6月、陵は現在地の円丘墳に治定された。
◆村上源氏 皇胤貴族の一つである村上源氏(むらかみげんじ)の始まりは、村上天皇の皇子・具平(ともひら)親王(964-1009)になる。平安時代、1020年に源朝臣の姓を賜った。
 親王の長男・師房(1008-1077)は、関白・藤原頼通の猶子になり、頼通の妹・尊子を娶り、俊房・顕房を産む。顕房の娘・賢子は、関白・藤原師実の養子になり、第72代・白河天皇の皇后として、皇子が第73代・堀河天皇を産む。
 後に、公家の堀川、久我(こが)、土御門(つちみかど)、中院(なかのいん)、六条、千種(ちぐさ)、北畠(きたばたけ)などに分かれた。


60 醍醐天皇 (在位:897-930)→61 朱雀天皇 (在位:930-946)→62村上天皇 (在位:946-967)→63 冷泉天皇 (在位:967-969) 


*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献 『検証 天皇陵』『天皇陵 謎解き完全ガイド』『歴代天皇125代総覧』『歴代天皇年号事典』、ウェブサイト「コトバンク」


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map 村上天皇 村上陵  〒616-8253 京都市右京区鳴滝泉谷町13
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