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称念寺 (京都市西京区) Shonen-ji Temple |
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称念寺 | 称念寺 |
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大枝塚原の東に称念寺(しょうねん-じ)はある。 西山浄土宗、本尊は阿弥陀如来。 ◆歴史年表 室町時代、天文年間(1532-1555)、称念上人により創建され、寺号も上人に因む。 近世(安土・桃山時代-江戸時代)、当寺で5月6日に「おこない」、伊勢講も行われていた。(「京都古蹴志」) ◆称念 室町時代後期の浄土宗の僧・称念(しょうねん、1513-1554)。男性。俗姓は藤田、字は吟応(翁)、号は三蓮社縁誉。江戸/武蔵国(埼玉県・神奈川県)の生まれ。8歳で江戸・増上寺の親誉により剃髪、宗戒両脈を受けた。下総国(茨城県)飯沼・弘経寺の鎮誉に師事し浄土教学を学ぶ。江戸に天智庵を開創した。京都・黒谷に移り、1548年、青蓮院尊鎮親王の帰依により知恩院祖廟の南隣に草庵を結び、六時念仏を行う。信徒により堂舎が建てられ、念仏三昧の道場、本寺・一心院になる。掟「念仏道場七箇条」「別時念仏十一箇条」などを定めた。一心院で専修念仏に努め、亡くなる。42歳。 浄土宗捨世派(一心院流)の祖。47ほどの寺院を創立したという。京都では一心院ほかに、市原の専称庵、上嵯峨の称念寺、下嵯峨の正定院、桂の極楽寺などがある。 ◆仏像 大枝・称念寺の本尊・阿弥陀如来は、松尾・最福寺の安置仏であり、当寺に遷されたという。 ◆おこない 近世(安土・桃山時代-江戸時代)、当寺では「おこない」(5月6日)が行われていた。僧は関わらず、宮役が担い、榊を立て氏神を祀った。 伊勢講も行われ、参宮には1週間で講参りを行っていた。 観音講(毎月17日)では、老女が寺に参った。 *年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 *参考文献・資料 『京都市の地名』、『京都・大枝の歴史と文化』 、ウェブサイト「コトバンク」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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