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白山神社 (京都府木津川市) Hakusan-jinja Shrine |
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白山神社 | 白山神社 |
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![]() ![]() 参道の石段は、岩船寺の参道右手(西)にある。 ![]() ![]() ![]() 左に白山神社、右に春日神社 ![]() |
岩船寺の北西に隣接して、かつては、寺院の鎮守社だった白山神社(はくさん じんじゃ)がある。 地域の産土神として祀られている。 ◆歴史年表 奈良時代、749年、歌人・下級官吏であったという柿本人麻呂により、創建されたという。 渡来系僧・行基(668-749)により遷宮されたという。 近代、1868年、神仏分離令後の廃仏毀釈により、岩船寺から分離された。 ◆白山信仰 岩船寺周辺の山は、霊場として山岳信仰の拠点となっていたともいう。 境内の背後には、貝吹山(かいふきやま)があり、貝吹岩と呼ばれる大岩がある。寺が隆盛であった頃には、一山の僧侶を集めるために、法螺貝を吹いた場所といわれている。 白山信仰は、山そのものを神とみなし、神仏混淆の白山大権現を仰いだ。修験道の教えは、仏教も守護するという信仰だった。 ◆建築 一間社、春日造、檜皮葺の二社が建つ。春日造は、奈良時代中期に成立し、春日大社にみられる様式で、切妻、平入り、正面柱間は1間で、棟には置千木と堅魚木(かつおぎ)がある。 左に白山神社(重文)、右に摂社・春日神社(府指定文化財)が鎮座している。 ◆宮座 宮座が残されている。宮座とは、氏神の社の祭祀に関わる組織で、神職も輪番で務めた。 この地域の「八人衆」は、終身制であり、1名により、1年交代で宮守をしている。 かつては、籠堂があり、神事「風の祈祷」が行われていたという。 ◆年間行事 秋祭(10月16日)では、「おかげ踊り」が奉じられている。老若男女が、音頭、太鼓、鉦、笛にあわせて、御幣を振り掲げ、輪になって踊る。 江戸時代、伊勢講により、伊勢神宮へ踊りながら参宮した名残ともいう。当時は、山城地方で流行していたという。 その後、廃していたが、1967年より「おかげ踊り保存会」により復興されている。府の民俗文化財指定を受けている。 *年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。 *年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 *参考文献 『京都・山城寺院神社大事典』 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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