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小森社 (京都市北区) Komori-sha Shrine |
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小森社 | 小森社 |
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久我(くが)神社付近には、かつて広大な大宮森(おおみやのもり)があった。その東南の緑町児童公園内に小森社(こもり-しゃ)がある。鴨川は当社の北側から西側に回り込んでいる。 賀茂別雷神社の境外末社になる。祭神に水分神(みくまりのかみ)を祀る。 ◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。 ◆建築 本殿は、公園内一角の石垣上にある。南面して小祠がある。一間社流造。 ◆水分神 祭神の「水分神(みくまりのかみ)」には2神がある。速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)と速秋津比売神(はやあきつひめのかみ)の子、「天之(あめの)水分神」、「国之(くにの)水分神」になる。(『古事記』、712) 「みくまり」の「くまり」とは「配り」の意で、「水配り(流水の分配)」の意味になる。水源の河川上流、分水嶺に祀られ、灌漑治水、流水分配、豊作を司る神になった。 平安時代には、大和国・葛木(かつらぎ)水分神社、吉野水分神社、宇太(うだ)水分神社、都祁(つげ)水分神社、河内国・建(たけ)水分神社、摂津国・天水分豊浦命神社など6社があった。(『延喜式』神名帳、927)。 また、平安時代以来、「みこもり(御子守)」と転訛し、子育・子ども守護神としての信仰にもなる。 ◆大宮森 久我神社付近にはかつて、広大な社殿と「大宮の森」が繁茂していたという。(『雍州府志』) 小森社も大宮の森の中にあったとみられている。 ❊原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 ❊参考文献・資料 『京都市の地名』、『京都の歴史を足元からさぐる 洛北・上京・山科の巻』、ウェブサイト「コトバンク」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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