レストラン菊水 (京都市東山区)  
Restaurant Kikusui
レストラン菊水 レストラン菊水
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南西側


南側


南西角


南側


西側、塔屋


塔屋


【参照】大正期(1912-1926)の四条大橋、菊水も見える。(黒川翠山撮影、府立総合資料館蔵)、京都土木事務所の鴨川の説明板より
 四条大橋の東詰南側に「レストラン菊水(きくすい) 」がある。
 京都の西欧料理の草分け的な存在であり、独特の外観を持つ洋館が建てられている。
◆歴史年表 近代、1916年、初代・奧村小次郞が、現在地に割烹業の「菊水館」を創業した。当初は瓦煎餅屋の建物を改装して使った。
 1926年、現在の洋館が竣工する。
 太平洋戦争(1941-1945)中、2代目・小四郎は、配給食だけで営業を続けた。
 現代、1945年、戦後に進駐軍相手の酒保(進駐軍の許可を得たパブ)に指定され、営業を続けた。京都初の屋上ビアガーデンを開く。
 1955年、3代目・忠の時、屋号を「菊水館」から「レストラン菊水」、会社名を「株式会社菊水」にした。店の1階部分の改装に着手する。
 1974年、1階部分を全面ガラス張りし、オープン・カフェ形式のレストラン・パーラーに改装した。
 1996年、5月、建物は国登録文化財に指定されている。
◆奧村小次郞 近代の実業家・奧村小次郞 (おくむら-こじろう、1886-?)。奧村小三郞の長男。1874年、家督を相続した。瓦煎餅屋を営む。1916年、割烹業の菊水館(川端通四條上ル川端町)を営む。その後、京都製氷会社監査役として京都府多額納税者になる。1926年、現在の洋館が竣工した。
◆松村次郎  近代の建築家・松村次郎(?-? )。詳細不明。1926年、レストラン菊水を設計した。
◆建築 建物は、近代、1926年に建てられた。設計は松村次郎(上田工務店)、施工は上田工務店による。創業者の奥村小次郎は、上田工務店の上田辰三とともに、日本国内、当時の西洋文化の最先端だった上海で建物などについて見聞した。
 外観は表現主義の意匠を基調に、内外の様々な新様式を取り入れている。アール・デコ、スパニッシュ様式の影響もある。正面の塔屋は屋根が曲線であり、左右非対称であり、スペイン風瓦が葺かれている。当時の日本では非常に珍しいものだった。
 1階部分の外壁は凹凸のあるタイル貼り、2階以上はモルタル仕上げになっている。タイル部分には陶製の人面像が飾られている。当初は1階にパーラー、2階にカクテルバー、3階に宴会場、4階に個室レストランがあった。
 鉄筋コンクリート造、地上5階地下1階、建塔屋付、建築面積203㎡。
 その後、内部は改装されている。1996年、国登録文化財に指定されている。


原則として年号は西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
参考文献 ウェブサイト「文化庁 文化財データベース」、ウェブサイト「レストラン菊水」、『京都の洋館』、ウェブサイト「『人事興信録』データベース」ウェブサイト「コトバンク」


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京都市内史跡地図 平安京オーバレイマップ・碑・発掘調
map レストラン菊水 〒605-0076 京都市東山区川端町187,川端通四条上ル phone 075-561-1001  
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