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帰源寺 (京都市左京区静市) Kigen-ji Temple |
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帰源寺 | 帰源寺 |
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![]() 本堂 ![]() 徹源塔 ![]() 周辺の山並み(向山)、水田 |
静市市原の帰源寺(きげん-じ)は、北に向山、鞍馬川(市原川)の畔にある。南に水田がある。山号を無法山という。 本尊は、十一面観音立像を安置する。 ◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。 江戸時代、1696年、本尊が他寺より遷された。(本尊の寄付銘) 宝永年間(1704-1711)、徹源性通が、円通寺の隠居寺として中興したという。 ◆徹源性通 江戸時代前期の僧・徹源性通(?-1715)。性通禅人。文英尼により、円通寺創建の相談を受けた。尼没後、円通寺住持になり、潮音堂を建て、三十三所観音像を安置した。円通寺門前の鞍馬街道拡張に際して、「切通碑銘」の撰文を寄せた。円通寺の隠居寺として、帰源寺(左京区)を再建する。墓は帰源寺にある。 ◆仏像 本尊の「十一面観音立像」(重文)は、平安時代作という。江戸時代、1696年、本尊が他寺より遷されたという。(本尊の背面側部の寄付銘)。 等身大であり、頭部に化仏があった。いまは、多くが失われている。右手を垂れ、左手に宝瓶を持つ。 ◆文化財 本堂に、江戸時代の臨済宗黄檗派・独湛性瑩(どくたん しょうけい、1628-1706)筆の扁額「慈眼堂」がある。 ◆墓 本堂傍に徹源性通の墓、笠塔婆「徹源塔」が立つ。 *年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 *参考文献・資料 『昭和京都名所図会 3 洛北』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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