|
|
愛染院 (京都市左京区) Aizen-in Temple |
|
愛染院 | 愛染院 |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
![]() 「大聖歓喜天尊 愛染院」の石標 ![]() ![]() ![]() ![]() 「大楽山」の扁額 ![]() ![]() ![]() ![]() |
岩倉幡枝の住宅地、山を背にして愛染院(あいぜん-いん)はある。寺号は、本尊に愛染明王を安置することから呼ばれている。 真言宗智山派、本尊は愛染明王。 ◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。 かつて、六角堂(頂法寺)の塔頭であり、その東(中京区六角通東の洞院西入ル堂の前町)にあった。当初は天台宗に属した。 近代、1868年、頂法寺より分離独立する。 現代、1997年、現在地に移転する。 ◆仏像 ◈本尊の「愛染明王坐像」は鎌倉時代作になる。 ◈ほかに、「十一面観音立像」、「大日如来像」、「弘法大師」、「大黒天」、「歓喜天」などが安置されている。 ◈収蔵庫に安置の「十一面観音立像」(167.5㎝)(重文)は、旧護摩堂の本尊だった。平安時代、10世紀作という。 豪華な宝冠を載せ、顔は角張る。瞼は重く、鼻は据わり、唇も厚い。右手をほぼ垂直に下げ、左手は曲げて肩横で宝瓶をしっかりと握る。体躯は全体的に直線的で重量感があり、矮躯になる。腰部には翻波式衣文が見られ、大小の波を繰り返している。背面上方内刳部に、追納された聖天像288体・納入品があった。光背・台座は後補による。 木造、ヒノキ材、一木造、古色。 *年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。 *参考文献・資料 『京都大事典』、『昭和京都名所図会 5 洛中』、『仏像めぐりの旅 4 京都 洛中・東山』、『仏像を旅する 京都』 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
|
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() |
![]() |
|