



拝殿


覆屋

覆屋

覆屋 |
倉掛神社(くらかけ-じんじゃ)の鳥居には倉掛大明神の社号扁額が掛けられている。境内一帯には大木があり、環境保全地区に指定されている。
祭神は倉掛の神(倉掛神)、九面大明神(弁財天)を祀る。
◆歴史年表 創建、変遷の詳細は不明。
江戸時代、1666年、現在の本殿が建立された。
◆祭神 倉掛の神は、五穀豊穣を祈る農耕神であり、かつて周辺で稲作を始めた人々が、米倉を建てて豊作を祈願した頃の名残りの神であり古い形態の神とみられている。
九面大明神(弁財天)は、智慧、福徳、財宝を授ける女神。
◆建築 ◈ 「本殿」(京都市指定文化財)は、覆屋の中に建つ。江戸時代、1666に建立された。向拝の蟇股の輪郭、内部彫刻に時代の特徴がある。繋海老虹梁、象鼻がみられる。京都市内の春日造本殿が装飾が比較的少ないのに対し、当社本殿は装飾が豊かで、細部意匠にも江戸時代の特色を表す。一間社春日造、杮(こけら)葺。
◈ 「拝殿」は割拝殿になる。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献・資料 倉掛神社由緒、『京都大事典』
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