

鎌倉時代の宝篋印塔

隅飾

月輪、種子

南北朝時代の宝篋印塔

不動尊

不動尊

地蔵尊 |
大長瀬町(おおながせちょう)公民館の傍らに、2基の石塔、宝篋印塔(ほうきょういんとう)が立つ。
◆歴史年表 かつてこの付近は、墓地だったという。
鎌倉時代、1321年、宝篋印塔が立てられた。
南北朝時代、宝篋印塔が立てられた。
◆宝篋印塔 右側の宝篋印塔は、鎌倉時代、「元亨元年(1321)」に、一結衆等により建立との刻銘が正面格狭間両脇にある。塔身正面には、弥陀の種子キリークが刻まれている。笠の隅飾は二孤、基礎に格狭間のみがある。1.57m、花崗岩製。相輪は後補による。
左側の宝篋印塔は、南北朝時代の作という。後に、右の塔を写したという。塔身に胎蔵四仏の梵字を刻む。1.57m、花崗岩製。相輪は後補による。
右手前に不動尊、そのほかの石仏が祀られている。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献・資料 『昭和京都名所図会 3 洛北』
 |