興雲庵 (陀枳尼尊天、豊川稲荷) 〔建仁寺〕 (京都市東山区)
Koun-an Temple
興雲庵  興雲庵 
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 建仁寺境内の北西に塔頭・興雲庵(こううんあん)がある。境内に鎮守社の陀枳尼尊天(だきにそんてん、豊川稲荷)が祀られており、宮川町など花街のお詣りが多い。「おいなりさんの寺」とも呼ばれている。 
 臨済宗建仁寺派。本尊は釈迦如来。
 商売繁昌、家内安全、福徳開運などの信仰がある。
◆歴史年表 鎌倉時代、石梁仁恭(せきりょう にんきょう、1266-1335)により創建される。当初は臥雲庵と号した。
 室町時代、1536年、天文法華の乱(天文の兵火)により焼失する。
 安土・桃山時代-江戸時代、慶長年間(1596-1615)、興善院を合併する。
 年代不詳、三江紹益(さんこう じょうえき、1572?-1650)により再興される。
 江戸時代、1634年、韋天祖昶(いてん そちょう)の時、大塚卜斎(おおつか ぼくさい)により再建される。
 正保年間(1644-1648)、大塚卜斎により再建されたともいう。
 1788年、1789年とも、類焼する。
 1789年、1790年とも、再建された。
 現代、1993年、本堂が解体修理された。
◆石梁仁恭 鎌倉時代の臨済宗の僧・石梁仁恭(せきりょう にんきょう、1266-1335)。元の台州(浙江省)の生まれ。一山一寧(いっさん いちねい)の甥。1299年一山に従い来日した。信濃・慈雲寺、慈寿寺、筑前・聖福寺、鎌倉・寿福寺、建仁寺22世の住持。諡号は慈照慧灯禅師。
◆三江紹益
 室町時代-江戸時代の臨済宗の僧・三江紹益(さんこう じょうえき、 1572?-1650)。京都の生まれ。道号は友林、友竹。1606年、建仁寺に入山。建仁寺295世、開山として1602年、慈芳院、1604年、常光院、 1608年、久昌院、元和年間(1615-1624)、円徳院、1616年、月真院、春光院、岡林院などがある。
◆韋天祖昶 江戸時代の臨済宗の僧・韋天祖昶(いてん そちょう、?-1671)。建仁寺の三江紹益に師事し、法嗣。建仁寺305世。
◆陀枳尼尊天 鎮守社の陀枳尼尊天は、豊川稲荷と呼ばれている。開山当初からあるとも、中興の祖・三江紹益禅師の両親が深く崇神したことから勧請したともいう。陀枳尼尊天像(茶吉尼天像)は、白狐に跨り、手に剣、玉を持つ。脇に、伏見人形の西行坐像、布袋像、神棚下にも布袋像が複数奉納されている。寺鎮守稲荷、福神稲荷になる。商売繁盛、火防、盗難除けの信仰がある。11月22日に秋の大祭がある。
◆年間行事 陀枳尼尊天の秋季大祭(11月22日)。


*年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。

*興雲庵は非公開、陀枳尼尊天は参拝可。
*参考文献 『建仁寺』『京都の禅寺散歩』『建仁寺 建仁寺と栄西禅師』『京都・山城寺院神社大事典』『稲荷信仰と宗教民俗』『旧版 古寺巡礼京都 6 建仁寺』


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興雲庵  〒605-0811 京都市東山区小松町599  075-541-8980 
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