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   勝巌院 (京都市上京区)
Shogan-in Temple
勝巌院 勝巌院 
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フヨウ




本堂


玄関


地蔵堂



地蔵堂



慈母観音像





鎮守社、地主神社、地主大神


地主神社


鎮守社





 下立売通千本西入ル稲葉町に勝巌(巖)院(しょうがん-いん)はある。寺号は、「勝利の石の寺」の意味になる。
 浄土宗(知恩院末寺)、本尊は阿弥陀如来。
 洛陽四十八願所地蔵めぐり(京都四十八願寺)の第8番札所、札所本尊は見返地蔵。
◆歴史年表 安土・桃山時代、1597年、逆修院(直姫)が亡くなる。その死を悼み鍋島家屋敷の一部が寄進され、寺が開かれたという。
 江戸時代、1606年、鍋島氏の娘が鏡誉上人を招いて創建したともいう。(『蓮門精舎旧詞』)
 寛文年間(1661-1673)、第112代・霊元天皇の命により、僧・宝山が洛外・六地蔵以外の48カ寺の地蔵尊を選んだ洛陽四十八願所の霊場のひとつになる。
◆逆修院 安土・桃山時代の逆修院(?-1597?)。詳細不明。女性。俗名は直姫。佐賀藩鍋島家ゆかりの人物という。
◆千手 旭山
 江戸時代後期の儒者・千手 旭山(せんじゅ-きょくざん、1789-1859)。詳細不明。男性。日向の生まれ。父・千手廉斎。家学を継ぐ。京都に移った。著『中庸講説』。70歳。
◆本尊 ◈ 本尊の「阿弥陀如来像」は安阿弥作という。涅槃会(2月)、誕生会(4月)には参詣者で賑わったという。(『浄家寺鑑』)
 ◈ 本堂左手に、「逆修院殿廓玄長榮大姉(直姫)」の位牌が祀られている。高さ1mほど。
◆文化財 いずれも現在、所在するかどうか不明。
 ◈ 奈良時代の伝説的な中将姫(ちゅうじょうひめ、747-775)が髪で織ったという「弥陀三尊迦陵穎」があったという。中将姫は奈良・当麻寺に伝わる当麻曼荼羅を織った人物という。(『京羽二重織留』)。
 ◈ 平安時代-鎌倉時代の法然(1133-1212)筆の「墨流名号(すみながしみょうごう)」があったという。(『京羽二重織留』)。
◆勝巖石 書院には「勝巖石(しょうがん-せき)」が伝えられている。黒い色をしており上部から5㎝ほどの間隔でいくつかの「節」が見られる。木の化石とされ、肥前国佐賀藩が大陸から入手したという。
 直姫が生きていた頃、戦が絶えなかった。直姫は石を撫でながら鍋島家の人々・家臣の戦勝祈願を行っていたという。寺は、「勝利の石」がある寺ということで、寺号は「勝巖院」と称されたという。
 高さ30㎝。
◆稲葉町 稲葉町の町名は、安土・桃山時代、この付近に聚楽第(1587-1595)があった。武将・稲葉一鉄斎(1515-1589)の邸が置かれたことに因むという。 
◆墓 江戸時代後期の儒者・千手旭山の墓があるという。(『坊目誌』)
◆花暦 境内に芙蓉、木槿が咲く。
 

*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献・資料 『京都市の地名』、『旧版 京のお地蔵さん』 、ウェブサイト「まいどなニュース/京都新聞 2025年12月24日」、ウェブサイト「コトバンク」


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勝巌院 〒602-8352 京都市上京区稲葉町472, 下立売通千本西入ル
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