




本殿、拝所、玉垣

本殿





モチノキ |
桂巽町に春日神社(かすが-じんじゃ)が祀られている。古代より氏神として、五穀豊饒、子孫繁栄、無事清明の信仰を集める。
祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)、大山咋神(おおやまくいのかみ)、八幡大明神を祀る
◆歴史年表 創建の詳細、変遷は不明。
古代(奈良時代-平安時代)、山背国葛野郡朝原村(現在の桂)の氏神として祀られた。(社伝)
平安時代、第50代・桓武天皇の皇女・朝原内親王が当社を参拝祈願 した可能性があるともいう。(社伝)
近代、1912年、1906年の神社合併令後、村民40余人全員の寄進により神殿を再建した。村内3カ所に鎮座していた轟宮社、三之宮社、春日社を合祀した。
現代、1997年、社殿を修復した。
◆朝原内親王 奈良時代-平安時代前期の皇女・朝原内親王(あさはら-ないしんのう/あしたはら-ないしんのう、779-817) 。女性。父・第50代・桓武天皇、母は酒人(さかひと)内親王。4歳で斎王に卜定され、782年、伊勢斎宮、796年、斎王解任により京都に戻り、二品を叙される。異母兄・安殿親王(後の第51代・平城天皇)に嫁ぐ。806年、平城天皇の即位に伴い妃になる。810年、薬子の変で、平城上皇とは行動をともにしなかった。812年、妃の位を辞している。818年、遺言に従い所領地は東大寺に施入された。39歳。
当社によると、内親王は、この地、朝原で生まれたという。伊勢斎王を18歳で退下した後、内親王の御幸に際して、道筋にあたる当社に参拝祈願したともいう。
◆祭礼 祭礼は松尾大社神職司祭により執り行われている。
*年間行事は中止・日時・内容変更の場合があります。
*年号は原則として西暦を、近代以前の月日は旧暦を使用しています。
*参考文献・資料 春日神社案内板 、ウェブサイト「コトバンク」
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