鴨川源流・支流河川 (雲ヶ畑) (京都市北区)
sources of Kamogawa River

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鴨川上流部


鴨川源流の一つ祖父谷川


現在の「鴨川起点」の表示板は、国道61号線にある京阪バス停「白梅橋」近くの雲ヶ畑川に設置されている。表示板は、写真の上から二段目の堰の中ほどの岸(右手)に立てられている。ただ、途中、民有地を通るため、直接見ることは難しい。(2009.10)


以前設置されていた、京都府による鴨川起点の表示板、鴨川支流の中津川最下流、出合橋付近に置かれていた。(2009.4)


【参照】フタバアオイ(双葉葵)、ウマノスズクサ科、学名 Asarum caulescens、別名:カモアオイ(賀茂葵)、花は紫褐色で3 月- 5 月に開花。山地の林下に生える多年草。茎の先端に葉を 2 枚対生するので名の由来となった。
 
◆鴨川の源流 鴨川の流域面積は200.7平方キロメートル、その7割が山地であり、総延長は23km、淀川水系の一級河川(指定区間)となっている。  
 京都府による鴨川の起点の表示板は、出合橋よりさらに上流、厳島神社より上流部、国道61号線にある京阪バスのバス停、「白梅橋」近くの雲ヶ畑川下流(北区雲ヶ畑中畑17番地先)に設置されている。
 以前は、この地点よりさらに下流の、雲ヶ畑川と中津川の合流点・出合橋付近から、東方向、中津川上流よりへ、わずかに遡った地点にあった。
 鴨川には、複数の支流河川がある。雲ヶ畑付近の鴨川支流は、志明院(北区)の東を流れる岩屋川で、薬師峠南麓が鴨川源流域となる。さらに、もうひとつの鴨川支流・祖父谷川は、桟敷ヶ岳(北区)の東を源流としている。二川は、下流の岩屋橋下流付近で合流する。この地点から、雲ヶ畑出谷町、中畑町(北区)を雲ヶ畑川(小野川)と名を変えて南へ流れ下っている。一般的にはこの二川、あるいは桟敷ヶ岳東を鴨川源流とする場合もある。
 さらに下流の出合橋付近、雲ヶ畑中津川町で、鴨川支流・中津川と合流し、南流し始める。
 中津川は、鞍馬山の北西、鞍馬の滝谷峠直谷(左京区)と、貴船山樋ノ水谷(左京区)が源流となっている。
 鴨川はさらに、下流の十三石橋上流付近で、鴨川の支流・鞍馬川と合流している。鞍馬川は、芦生峠南東(左京区)を源流とする貴船川、百井峠南(左京区)を源流とする鞍馬川が、貴船口付近(左京区)で合流している。さらに、焼杉山(左京区)の西を源流とする静原川と静市(左京区)で合流し、鞍馬川となって流れ、鴨川に合流している。
◆課題 山林の保水力低下に伴い、以前に較べて各河川の水位も低下傾向が見られるという指摘がある。鴨川の水位も減り続けている。
 1988年、京都府による鴨川上流部でのダム建設が明らかとなった。その後、広範な反対の声が上がり、計画は中止になっている。また、鴨川上流部にある複数の産業廃棄物処理場について、鴨川への影響を危惧する指摘もある。
◆オオサンショウウオ 1988年、鴨川源流に生息している、国の特別天然記念物オオサンショウウオが発見された。体長90cm級の大物もいる。オオサンショウウオは、数千万年前から生き延びている「生きた化石」といわれ、世界最大の現生両生類。現在、環境省レッドリストの「準絶滅危惧」に指定されている。
 なお、現在、中国原産の外来種・チュウゴクオオサンショウウオが、鴨川上流でも野生化していることが確認され、在来種の「遺伝子汚染」が危惧されている。
 なお、上流域では、オオサンショウウオの保護のため、階段状の堰が造られている。
◆フタバアオイ 葵祭(5月15日)で使われるフタバアオイは、雲ヶ畑でも杉林のなかに群生して自生している。採取は、例年4月下旬に行われ、下鴨神社に奉仕されている。
 ただ近年では、乱獲、森林開発、森に手入れの入らないことによる荒廃などにより、しだいに減少しつつあるという。


鴨川の主な支流は、 岩屋川、祖父谷川、雲ヶ畑川、 中津川、 鞍馬川、 高野川、岩倉川、(琵琶湖疎水)、 白川、 堀川、西高瀬川。分流は、御手洗川(明神川)、みそそぎ川。




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中津川下流、かつての鴨川の起点付近、出合橋付近。

出合橋、ここで中津川(手前)、鴨川(奥)が合流している。

出合橋付近、二つある黄色い表示板の線上が、かつての鴨川起点とされていた。現在、この表示板は撤去されている。(2009.4)

鴨川起点近く、国道61号線沿いにある京阪バス停「白梅橋」すぐにある「雲照寺址」の石碑

出合橋付近。

鴨川に合流している中津川

起点下流鴨川の淵、出合橋付近。ここにはオオサンショウウオが生息している。体長90cmの大物が三匹確認されている。中津川、雲ヶ畑川にもいるが個体数は分からない。餌は放流されたアユなど。繁殖期は夏、秋にふ化する。幼生は水生昆虫を餌にする。近年、鴨川では外来種との交雑が危惧されている。


2011年5月、鴨川上流某所、在来種かどうかは不明。すでに、鴨川に生息する8割以上は外来種との交雑種らしい。体長80㎝ぐらい。

鴨川源流で見つけた体長70cmほどのオオサンショウウオ、在来種かどうかは不明。どうやら銛で刺されたらしく、傷を負って死んでいた。(2007年)


2010年8月、鴨川中流域で確認したオオサンショウウオ、おそらく増水の際に源流から流されてきた個体だろう。全体に細みで色も茶色であり、外来種(中国産?)かもしれない。体長60㎝ほど。

鴨川に合流している雲ヶ畑川、鴨川はさらに上流部から始まる。出合橋付近。アマゴ、アユ、アジメドジョウ、カワムツ、タカハヤ、サワガニ、カジカなどがいる。出合橋付近。

雲ヶ畑の里を流れている雲ヶ畑川

鴨川源流となる岩屋川

北山杉の森を流れる岩屋川

鴨川源流の祖父谷川、岩屋橋付近

さらに上流の祖父谷川

鴨川(左)と鞍馬川の合流点、十三石橋上流、建物は洛北発電所。
 雲ヶ畑 京都市北区雲ヶ畑中畑町

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